石川、暫定単独68位へ急降下… 谷口は暫定単独69位
2012年8月12日(日)午前8:46
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米男子ツアーの今季メジャー最終戦、第94回全米プロゴルフ選手権(サウスカロライナ州、キアワ・アイランド・ゴルフリゾート)は現地時間11日、サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を行ったが、午後になり雷雲が近づいたため2日連続の順延が決定。上位がスコアを伸ばした一方、日本勢は苦しいラウンドを強いられた。
前日は難しい状況の中踏ん張って24位タイにつけ、3年ぶりに今大会の予選をクリアした石川遼だが、この日は出だしから今ひとつピリッとしない内容でボギーが先行。6番でダブルボギーを叩くなど前半を2オーバー38で折り返すと、前日も苦戦したバック9で上がり3連続を含む5ボギーで5オーバー41の大誤算。この日だけで7つスコアを落とし、通算9オーバーでリーダーボードを急降下した。
第3ラウンドの競技が最終日に持ち越されたため、現時点では暫定だが単独68位まで順位を落とした石川。しかし考えようによっては、上位は最終日に30ホール近くを消化しなければならないため、すでにホールアウトしている石川はきちんと気持ちを切り替えて残りの18ホールに集中することが出来る。
奇しくも暫定トップ(タイ)には同世代のローリー・マキロイ(北アイルランド/9ホール終了時点)がつけている。ライバルの頑張りに刺激され「1打1打集中して1つで上に行けるように頑張りたい」という石川の巻き返しに期待したい。
一方、ベテランの谷口徹も1バーディ、7ボギーの6オーバー78とスコアを崩し、通算10オーバー暫定単独69位に低迷中。尚、藤田寛之はカットラインに1打及ばず予選ラウンドで姿を消している。