石川、26位タイで予選クリア E.エルス&今田は予選落ち
2012年7月28日(土)午前10:12
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石川遼は出入りの激しい内容で一歩後退したものの、最低限のミッションである予選突破はクリアした。
米男子ツアーのRBCカナディアン・オープン(カナダ、ハミルトンG&CC)は現地時間27日、第2ラウンドの競技を終了。初日15位タイ発進の石川は2日目、5バーディ、4ボギーの1アンダー69とスコアを伸ばし切れなかったが、通算4アンダーは26位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
全英オープンで無念の予選落ちを喫した石川は、大会前に調整を積み「ショットがすごくいい状態」と手応えを感じてカナダに乗り込んできた。ボギーの数は2日間で8個と多いものの、パーオンした際のパット数が平均1.577で全体の3位と、グリーン上での健闘が光っている。樹々でセパレートされた狭いフェアウェイと小さなグリーン。トラディショナルなコースで残り2日、石川がどこまで上位に食らいついていけるか注目だ。
上位争いは初日『62』と爆発しトーナメントをリードしたスコット・ピアシー(米)が通算11アンダーまでスコアを伸ばし、ウィリアム・マクガート(米)に並ばれながら首位の座をキープ。1打差の単独3位にロバート・ギャリガス(米)が続き、復活Vを目指すティム・クラーク(南ア)が8アンダー62の猛チャージで通算8アンダーとし、ビジェイ・シン(フィジー)らとともに5位タイに浮上した。
さらに注目の若手バド・コーリー(米)も、7アンダー63の好スコアで通算7アンダーは初日の66位タイから一気に8位タイにジャンプアップしている。
しかし、全英オープンで劇的な逆転優勝を飾ったアーニー・エルス(南ア)は、72-70(通算2オーバー)の平凡なスコアで予選の2日間を終え、カットラインに3打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。また、今田竜二も終盤の6ホールで5ボギーを叩く乱調で2オーバー72。通算2オーバーはエルスと同じ110位タイで予選落ちを喫している。