武藤15位タイ、藤本40位タイ 石川は無念の予選敗退…
2012年7月21日(土)午前6:37
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初日の上がり5ホール連続ボギーでペースを乱された石川遼は、巻き返しを狙った2日目も難コースを攻略出来ず予選落ちに終わった。
今季メジャー第3戦の全英オープンは、英国ロイヤルリザム&セントアンズGCを舞台に現地時間20日、第2ラウンドの競技を終了。初日115位タイと大きく出遅れた石川はこの日、前半ショットの調子を取り戻し再三バーディチャンスを作り、1つ目のバーディを7番パー5で奪うと、9番パー3でもバーディを奪取し予選突破に一歩近づいたかのように思われた。
ところが後半に入ると10番でボギー。11番でバーディを奪い返すものの12番パー3で痛恨のダブルボギーを叩いて後退。13番、16番でもボギーを追加し2オーバー72でフィニッシュ。結局カットラインに3打足りない通算6オーバー109位タイで決勝ラウンド進出を逃した。
一方、初日6位タイの好発進ながら「もっと(スコアを)伸ばせたはず」と悔しがった武藤俊憲は、ショットが微妙にブレてボギーが先行する苦しい滑り出し。それでも我慢してチャンスを待った結果、後半の13番と最終18番でバーディを奪い2オーバー72でホールアウト。前日より9ランクダウンながら通算1アンダー15位タイの好位置で決勝ラウンド進出を決めている。
スーパールーキー藤本佳則はメジャー初出場、しかもマスターズチャンピオンのブッバ・ワトソン(米)、世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)と同組のラウンドにも物怖じせず3バーディ、3ボギーのイーブンパー70にスコアをまとめ、通算1オーバーで初日の54位タイから40位タイに順位を上げ予選を突破した。
しかしその他の日本勢は決勝ラウンド進出ならず。小田孔明は2つのダブルボギーを叩きながらバーディを3つ奪う善戦を見せたが、カットラインに1打足りない通算4オーバー84位タイで予選落ち。谷口徹はバーディを1つしか奪えず5オーバー75を叩き通算7オーバー120位タイ、藤田寛之は1バーディ、3ボギーの2オーバー72で回ったが、初日の出遅れが響き通算8オーバー126位タイで予選敗退。高山忠洋は藤田と同じ126位タイ、市原弘大は5バーディを奪ったものの同じ数のボギーとトリプルボギーを1つ叩き3オーバー73と崩れ、通算10オーバー141位タイの下位に沈んだ。
尚、予選ラウンドを終え通算10アンダーまでスコアを伸ばしたブラント・スネデカー(米)が単独トップ。1打差の単独2位に初日から好調を維持しているアダム・スコット(豪)が続き、4年ぶりのメジャーVを狙うタイガー・ウッズ(米)が通算6アンダー単独3位につけている。