D.ハウエル復活Vなるか!? L.ウェストウッド大乱調
2012年7月8日(日)午前10:04
世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)が出だしの6ホールで7つスコアを落とすまさかの展開で後退する中、6年ぶりの優勝を目指すデビッド・ハウエル(英)が久々に上位を賑わしている。
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間7日、同地のル・ゴルフ・ナショナルを舞台に第3ラウンドの競技を終了。上位陣のスコアが伸び悩み、この日4アンダー67をマークしたハウエルが通算6アンダーでアンダース・ハンセン(デンマーク)と並び前日の8位タイから首位タイに浮上した。
1打差の単独3位にジョージ・コージー(南ア)が続き、通算4アンダー4位タイに前日のトーナメントリーダー、マルセル・シエム(独)と地元期待のラファエル・ジャクリン(仏)。さらに通算3アンダー6位タイにイアン・ポルター(英)とヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の2人がつけている。
ほぼ1日ハンセンとコージーがトーナメントを引っ張ったが、その2人が上がり3ホールでともに2ボギーを叩いて一歩後退。上がり5ホールで2バーディを奪ったハウエルがハンセンに追いつき首位タイへ。2006年にはタイガー・ウッズ(米)を破って欧州ツアーのHSBCチャンピオンズで優勝を飾るなど賞金王候補にもなったハウエルだが、ここ数年は度重なるケガに泣かされ現在は世界ランク350位まで落ち込んでいる。
しかし今週は「素晴らしいプレーが出来ている。この3ラウンドは納得の内容だ。フェアウェイをキープしてグリーンをきっちりとらえる。そういう理想的なゴルフが出来ている。自信に繋がるね」と破顔一笑。6年ぶりのツアー5勝目に向け37歳になったハウエルが立ち向かう。
一方、ウェストウッドは出だしの1番でいきなりダブルボギーを叩くと、2番から5連続ボギーの大乱調。後半2つスコアを取り戻したが5オーバー76を叩き、通算6オーバーで前日より28ランクダウンの58位タイに後退した。注目の19歳マッテオ・マナセロ(伊)は通算イーブンパー22位タイにとどまっている。