24歳D.ウィレット、プレーオフ制し念願の初V達成!
2012年6月25日(月)午前7:32
ダニー・ウィレット(英)が、マーカス・フレイザー(豪)との4ホールに渡るプレーオフを制し念願のツアー初優勝を達成した。
欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープンは現地時間24日、ドイツのガットラーケンホフGCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、前日のトーナメントリーダーであるウィレットとフレイザーが通算11アンダーで並んでプレーオフにもつれ込んだ。18番で繰り返し行われたサドンデス4ホール目、パーをセーブ出来なかったフレイザーに対しウィレットがしっかりパーをセーブ。日没近くまで続いた死闘を制し、24歳の新鋭が栄冠に輝いた。
「信じられない。強風が吹き荒れ雨にも祟られタフな1日だった。マーカス(フレイザー)が良いプレーをしていたから、よく辛抱出来たと思う。皆さんに良いショーを見せられたのなら良かったけれど…応援してくれた皆さんのおかげです」とこれまで19回のトップ10の末、ようやく勝利を手に入れたウィレット。最終日は単独トップからスタートしながら、フレイザーや地元のマルセル・シエム(独)に早い段階で追いつかれ苦しい展開に追い込まれた。
しかしシエムは中盤のダブルボギーでつまずき、ツアー3勝目を狙ったフレイザーは、パーなら優勝の18番でボギーを叩きプレーオフで惜敗を喫した。
その他、難コンディションの中で6アンダー66をマークしたベテラン、ポール・マクギンリー(アイルランド)が通算10アンダーまでスコアを伸ばし、クリス・ウッド(英)、ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)と並び3位タイに食い込んだ。
地元の声援を一身に浴びたシエムは、復調の兆しの見えるヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)らとともに通算9アンダー6位タイで4日間の競技を終了した。
尚、世界ランク13位のマーティン・カイマー(独)は予選で姿を消している。