ヨースト・ルーテン（オランダ）が連覇で、憧れのライダーカップ欧州チーム入りに近づこうとしている。

　欧州ツアーのライオネス・オープンは現地時間5日、オーストリアのダイヤモンドCCを舞台に開幕。1990年にオーストリアンオープンとしてスタートした大会は、その後何度か名前を変えながら2012年よりこの名称となった。

　昨季は、2日目から首位を快走したルーテンがトーマス・ビヨーン（デンマーク）を振り切って2年ぶりツアー2勝目を達成。これで勢いに乗ったのか、その3か月後には母国で行われたKLMオープンで3勝目を挙げている。

　今季もこれまで9試合に出場してトップ10入りが3回とまずまずのプレーを続けているが、欲しいのはあくまでもツアー4勝目だ。これは今秋の欧米決戦 ライダーカップ（9月26?28日／スコットランド、グレンイーグルス）を意識しているからに他ならない。

　来週には全米オープン（12?15日／ノースカロライナ州、パインハーストNo.2）が開かれるとあって、ランキング上位陣がほとんどいない今大会は大きなチャンス。連覇で大きく稼いで、名誉ある戦いへの権利につなげたいところだ。

　その他、2012年大会覇者のベルント・ウィースバーガー（オーストリア）や今季すでに2勝しているミゲール・A・ヒメネス（スペイン）、マスターズ2勝のホセ・マリア・オラサバル（スペイン）らが出場する。