海外男子
P.ハリントン、メジャー連勝の快挙を達成!
2008年8月11日(月)午前11:40
全英オープン連覇を果たしたパドレイ・ハリントン(アイルランド)が、またしてもでっかいことをやってのけた。
米ツアーの今季最後のメジャー、第90回 全米プロゴルフ選手権は現地時間10日、ミシガン州ブルームフィールド・タウンシップのオークランドヒルズCCで、サスペンデットとなった第3ラウンドの残りと最終ラウンドを行った。早朝スタートの第3ラウンドを通算2アンダー単独首位で終えたのは、03年全英オープン王者のベン・カーティス(米)。1打差でヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、J.B.ホルムズ(米)が続き、ハリントンはセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと共に通算1オーバー4位タイで最終ラウンドに突入した。
“モンスター”と呼ばれる難コースのオークランドヒルズCCは、前日の雨でグリーンが少し軟らかくなり、良いショットにはそれなりの見返りがあるコンディションとなった。最終組のカーティスは1番、6番でバーディを奪い、通算4アンダーまでスコアを伸ばしたが、その後失速。
そのスキを突いて頭角を現したのが、ハリントンと同じ通算1オーバーでスタートし、最終組の1つ前でプレーするガルシアだった。1番でバーディを先行させると、2番で値千金のイーグルを奪取し、6番もバーディで通算3アンダー。カーティスが8番、9番を連続ボギーとし、単独首位に躍り出た。
ハリントンも負けてはいない。2バーディ、1ボギーで前半を終えると、10番バーディ。さらに12番、13番連続バーディで通算3アンダーとし、一気にガルシアに並んだ。だが、14番ボギーで一歩後退。16番でも約3.5メートルのパーパットを残すピンチが訪れたが、これを沈めた。同じホールでガルシアがボギーを叩き、通算2アンダーで並び、大詰めの17番パー3へ。ハリントンは約2.5メートルのバーディパットを沈めて首位に立つとそのまま逃げ切った。4アンダー66で回り、通算3アンダー。前月の全英オープンに続くハリントンのメジャー連勝が決まった。
78年間、今大会で欧州勢の優勝は無かったが、ハリントンはこの不名誉な記録にようやく終止符を打った。また、これまで同じ年に最後のメジャー2試合を続けて勝った選手は、ウォルター・ヘーゲン(米)、ニック・プライス(ジンバブエ)、タイガー・ウッズ(米)しかいなかったが、4人目の快挙を成し遂げた。
その他、通算1アンダー2位タイはガルシアとカーティス。世界ランクNo.2のフィル・ミケルソン(米)は通算4オーバー7位タイ、アーニー・エルス(南ア)は通算11オーバー31位タイ。日本勢で唯一予選を突破した藤田寛之は通算20オーバー68位タイに終わっている。
米ツアーの今季最後のメジャー、第90回 全米プロゴルフ選手権は現地時間10日、ミシガン州ブルームフィールド・タウンシップのオークランドヒルズCCで、サスペンデットとなった第3ラウンドの残りと最終ラウンドを行った。早朝スタートの第3ラウンドを通算2アンダー単独首位で終えたのは、03年全英オープン王者のベン・カーティス(米)。1打差でヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、J.B.ホルムズ(米)が続き、ハリントンはセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと共に通算1オーバー4位タイで最終ラウンドに突入した。
“モンスター”と呼ばれる難コースのオークランドヒルズCCは、前日の雨でグリーンが少し軟らかくなり、良いショットにはそれなりの見返りがあるコンディションとなった。最終組のカーティスは1番、6番でバーディを奪い、通算4アンダーまでスコアを伸ばしたが、その後失速。
そのスキを突いて頭角を現したのが、ハリントンと同じ通算1オーバーでスタートし、最終組の1つ前でプレーするガルシアだった。1番でバーディを先行させると、2番で値千金のイーグルを奪取し、6番もバーディで通算3アンダー。カーティスが8番、9番を連続ボギーとし、単独首位に躍り出た。
ハリントンも負けてはいない。2バーディ、1ボギーで前半を終えると、10番バーディ。さらに12番、13番連続バーディで通算3アンダーとし、一気にガルシアに並んだ。だが、14番ボギーで一歩後退。16番でも約3.5メートルのパーパットを残すピンチが訪れたが、これを沈めた。同じホールでガルシアがボギーを叩き、通算2アンダーで並び、大詰めの17番パー3へ。ハリントンは約2.5メートルのバーディパットを沈めて首位に立つとそのまま逃げ切った。4アンダー66で回り、通算3アンダー。前月の全英オープンに続くハリントンのメジャー連勝が決まった。
78年間、今大会で欧州勢の優勝は無かったが、ハリントンはこの不名誉な記録にようやく終止符を打った。また、これまで同じ年に最後のメジャー2試合を続けて勝った選手は、ウォルター・ヘーゲン(米)、ニック・プライス(ジンバブエ)、タイガー・ウッズ(米)しかいなかったが、4人目の快挙を成し遂げた。
その他、通算1アンダー2位タイはガルシアとカーティス。世界ランクNo.2のフィル・ミケルソン(米)は通算4オーバー7位タイ、アーニー・エルス(南ア)は通算11オーバー31位タイ。日本勢で唯一予選を突破した藤田寛之は通算20オーバー68位タイに終わっている。








