海外男子
今田、プレーオフでツアー初優勝!
2008年5月19日(月)午後0:45
その瞬間、笑顔でガッツポーズ。今田竜二が昨年の雪辱を果たし、プレーオフで米ツアー初優勝を飾った。
同ツアーのAT&Tクラシック最終ラウンド(現地時間18日、ジョージア州TPCシュガーローフ)、首位のチャールズ・ハウエルIII(米)に3打差の通算10アンダー6位タイでスタートした今田は、前半で1つスコアを伸ばした後、バックナインで波に乗る。10番で2メートル、11番で4メートルを決め連続バーディを奪うと、短いパー4の13番でもグリーン手前から1メートルに寄せてバーディ。通算14アンダーで首位に並んだ。
その後、周囲が崩れて単独首位に立ったが、終盤で最終組のケニー・ペリー(米)が連続バーディ。通算15アンダーでトップの座を奪われたが、今田も最終18番でバーディ。5アンダー67で回り、先に通算15アンダーとしペリーを待った。
パー5の最終ホールでかたく3オンさせたペリーがパーを死守し、2人並んでプレーオフに突入。昨季大会、マスターズ王者のザック・ジョンソン(米)とプレーオフの末、敗退している今田にとってはリベンジの絶好のチャンスが訪れた。
舞台も同じ18番パー5。先に打ったペリーのティーショットは、本戦同様3Wできっちりとフェアウェイ。対する今田のドライバーでの第1打は右ラフへ。昨年のプレーオフで左ラフから池ポチャしている今田だけに、重圧のかかる状況だ。だが、先に打ったペリーの第2打が、左手前の池を避けたのか、大きく右にオーバー。グリーン奥の木にはね返り、池に吸い込まれるまさかの事態が勃発した。
その瞬間、ペリー本人もびっくりした様子で「どこに行った?」と、周囲を見回す事態。見ていた今田も様子がつかめず、迷った末にレイアップ。フェアウェイに運んで、グリーンに3オンさせた。
池の手前から打ち直したペリーの第4打はピン手前4メートル。今田のバーディパットは1メートルオーバーしたが、ペリーはパーをセーブできない。最後は今田が1メートルの返しを沈めてパー。待望のツアー初優勝を飾った。
14歳で単身渡米し、フロリダでゴルフに励みジョージア大学に進学。大学時代にも数多くプレーしたコースでの優勝だけに、感激もひとしおだ。いつもは冷静な今田だが、この日ばかりは興奮を隠せず「思い出の地で優勝できて本当にうれしい」と喜びをあらわにした。
日本人としては青木功(83年ハワイアン・オープン)、丸山茂樹(01年グレーター・ミルウォーキー・オープンなど3勝)に次ぐ、3人目となる米ツアー優勝。マスターズ初出場も決まった今田の今後が楽しみになってきた。
1打差でプレーオフに残れず、3位となったのはカミロ・ビジェガス(コロンビア)。首位でこの日を迎えたハウエルIIIは、2つスコアを落として通算11アンダー8位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのジョンソンは、通算5アンダー34位タイで大会を終えている。
同ツアーのAT&Tクラシック最終ラウンド(現地時間18日、ジョージア州TPCシュガーローフ)、首位のチャールズ・ハウエルIII(米)に3打差の通算10アンダー6位タイでスタートした今田は、前半で1つスコアを伸ばした後、バックナインで波に乗る。10番で2メートル、11番で4メートルを決め連続バーディを奪うと、短いパー4の13番でもグリーン手前から1メートルに寄せてバーディ。通算14アンダーで首位に並んだ。
その後、周囲が崩れて単独首位に立ったが、終盤で最終組のケニー・ペリー(米)が連続バーディ。通算15アンダーでトップの座を奪われたが、今田も最終18番でバーディ。5アンダー67で回り、先に通算15アンダーとしペリーを待った。
パー5の最終ホールでかたく3オンさせたペリーがパーを死守し、2人並んでプレーオフに突入。昨季大会、マスターズ王者のザック・ジョンソン(米)とプレーオフの末、敗退している今田にとってはリベンジの絶好のチャンスが訪れた。
舞台も同じ18番パー5。先に打ったペリーのティーショットは、本戦同様3Wできっちりとフェアウェイ。対する今田のドライバーでの第1打は右ラフへ。昨年のプレーオフで左ラフから池ポチャしている今田だけに、重圧のかかる状況だ。だが、先に打ったペリーの第2打が、左手前の池を避けたのか、大きく右にオーバー。グリーン奥の木にはね返り、池に吸い込まれるまさかの事態が勃発した。
その瞬間、ペリー本人もびっくりした様子で「どこに行った?」と、周囲を見回す事態。見ていた今田も様子がつかめず、迷った末にレイアップ。フェアウェイに運んで、グリーンに3オンさせた。
池の手前から打ち直したペリーの第4打はピン手前4メートル。今田のバーディパットは1メートルオーバーしたが、ペリーはパーをセーブできない。最後は今田が1メートルの返しを沈めてパー。待望のツアー初優勝を飾った。
14歳で単身渡米し、フロリダでゴルフに励みジョージア大学に進学。大学時代にも数多くプレーしたコースでの優勝だけに、感激もひとしおだ。いつもは冷静な今田だが、この日ばかりは興奮を隠せず「思い出の地で優勝できて本当にうれしい」と喜びをあらわにした。
日本人としては青木功(83年ハワイアン・オープン)、丸山茂樹(01年グレーター・ミルウォーキー・オープンなど3勝)に次ぐ、3人目となる米ツアー優勝。マスターズ初出場も決まった今田の今後が楽しみになってきた。
1打差でプレーオフに残れず、3位となったのはカミロ・ビジェガス(コロンビア)。首位でこの日を迎えたハウエルIIIは、2つスコアを落として通算11アンダー8位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのジョンソンは、通算5アンダー34位タイで大会を終えている。








