R.マキロイ、最終ホールダボで後退… 2人が首位並走
2013年10月27日(日)午前10:09
優勝賞金85万ユーロ(約1億1,400万円)がかかるビッグイベントで、初日から首位を走るルーク・ガスリー(米)にラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)が並び、展開は風雲急を告げている。
欧州ツアーのファイナル・シリーズ第1戦 BMWマスターズは現地時間26日、中国のレイク・マラレンGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートしたガスリーが終盤にスコアを落としてパープレー(72)にとどまる中、この日ノーボギーの5アンダー67をマークしたカブレラ-ベロが通算8アンダーで並び、最終日をトップタイで迎えることになった。
ビッグネームを向こうに回し快調なプレーを続けていたガスリーだがここに来て息切れ。代わってツアー通算2勝のカブレラ-ベロとツアー7勝で1打差の単独3位に浮上したゴンサロ・フェルナンデス-カスタノのスペイン勢が躍進した。通算6アンダー単独4位にグレゴリー・ボーディ(仏)、通算5アンダー5位タイにポール・ケイシー(英)やスコット・ジェイミソン(スコットランド)らがつけ、優勝争いは混沌とした状況となっている。
そんな中、一気に上位争いに顔を出すかと思われたのがローリー・マキロイ(北アイルランド)だ。前半は我慢のゴルフが続いたが10番から4連続バーディを奪った時には追撃態勢かと期待させた。ところが最終18番で痛恨のダブルボギーを叩き、結局スコアを1つしか伸ばすことが出来ず通算2アンダー14位タイにとどまった。復活を期す元世界No.1には最終日、1歳年下のガスリーを脅かすような猛チャージを見せてもらいたいものだ。
また、米男子ツアーのフェデックスカップ年間王者に輝き、欧州ツアーでも賞金レーストップを走るヘンリック・ステンソン(スウェーデン)も後半ダブルボギーやトリプルボギーを叩く“らしくない”プレーで7オーバー79の大乱調。通算9オーバー57位タイへ大きく順位を下げている。
さらに、初日単独2位の好発進を切っていたジョン・デイリー(米)はバックナインでトリプルボギーを連発。通算4オーバーまでスコアを落とすとトップ10圏内から陥落し36位タイに急降下した。