海外男子
C.シフォードの特別招待枠でV.ジョンソンが参戦
2009年2月19日(木)午後0:45
黒人として史上初めてツアーカードを獲得し、殿堂入り選手でもあるチャーリー・シフォード(米)の名のもとに作られた特別招待枠。その資格でビンセント・ジョンソン(米)が現地時間19日開幕の米ツアー、ノーザン・トラスト・オープン(カリフォルニア州パシフィック・パリセーズ、リビエラCC)に出場する。
アリゾナ州のミニツアー、ゲートウェイ・ツアーで活躍している22歳のジョンソンはプロに転向したばかり。07年にはナショナル・マイノリティ大学ゴルフ選手権に優勝した。08年Qスクール受験を金銭的な理由で断念したことでも分かるように、生活は決して楽ではないが、実力は十分。そんな選手にチャンスを与えるために作られたのがこの招待枠だ。
シフォードの時代には黒人選手がツアーでプレーすることさえ難しく、毎回人種の壁が立ちはだかっていた。だが、それを乗り越え、シフォードは米ツアーで2勝。その2勝目が40年前の今大会(当時はロサンゼルス・オープン)だった。
まだまだ人種差別がはびこっていた米国で、黒人選手のパイオニアだったシフォード。あちこちで嫌がらせを受け、大変な苦労を重ねて徐々に権利を勝ち取ってきた。黒人の血も入っている現在世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)は先日生まれたばかりの息子にチャーリー・アクセルという名前をつけている。
86歳の今も健在のシフォードは、控えめに「ただゴルフがしたかっただけなんだ」と口にする。それさえも苦労する間違った時代を、我々は二度と繰り返してはならない。
アリゾナ州のミニツアー、ゲートウェイ・ツアーで活躍している22歳のジョンソンはプロに転向したばかり。07年にはナショナル・マイノリティ大学ゴルフ選手権に優勝した。08年Qスクール受験を金銭的な理由で断念したことでも分かるように、生活は決して楽ではないが、実力は十分。そんな選手にチャンスを与えるために作られたのがこの招待枠だ。
シフォードの時代には黒人選手がツアーでプレーすることさえ難しく、毎回人種の壁が立ちはだかっていた。だが、それを乗り越え、シフォードは米ツアーで2勝。その2勝目が40年前の今大会(当時はロサンゼルス・オープン)だった。
まだまだ人種差別がはびこっていた米国で、黒人選手のパイオニアだったシフォード。あちこちで嫌がらせを受け、大変な苦労を重ねて徐々に権利を勝ち取ってきた。黒人の血も入っている現在世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)は先日生まれたばかりの息子にチャーリー・アクセルという名前をつけている。
86歳の今も健在のシフォードは、控えめに「ただゴルフがしたかっただけなんだ」と口にする。それさえも苦労する間違った時代を、我々は二度と繰り返してはならない。








