昨季米男子ツアー賞金王のビジェイ・シン（フィジー）が、得意としているFBRオープン（現地時間29日?2月1日、アリゾナ州スコッツデール、TPCスコッツデール）の欠場を余儀なくされている。

　メジャーにも負けないくらいの大ギャラリーが詰めかけることで知られる同大会。過去に2勝を飾っているシンにとっては、ツアー通算35勝目を挙げる絶好のチャンスだった。

　だが、開幕戦のメルセデス-ベンツ選手権出場後、右ヒザの関節鏡手術を受けて戦線を離脱。現在は本拠地のあるフロリダ州ポンテベドラビーチ近くの自宅で静養している。95年、03年に優勝している以外にも、トップ25以下だったことはわずかに3度しかない大会だけに無念さは隠せないが、故障とあってはさすがのシンもどうすることもできない。おとなしく2週後に出場を予定しているAT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ（2月12?15日／カリフォルニア州ぺブルビーチGL他）での復帰を待つしかないようだ。