海外男子
背水の陣T.ハミルトン、優勝戦線浮上!
2009年4月18日(土)午前11:50
全英オープン優勝による長期シード(5年)が今季で切れるトッド・ハミルトン(米)が優勝戦線に浮上した。
米男子ツアーのベライゾン・ヘリテイジ(サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド、ハーバータウンGL)は現地時間17日、第2ラウンドの競技を行った。前週のマスターズで久々に上位争いを演じ、初日6位タイにつけていたハミルトンが5アンダー66の好スコアをマーク。通算8アンダーとし、首位のブライアン・ゲイ(米)に1打差の単独2位に順位を上げた。
第1ラウンドのトーナメントリーダー、アレックス・チェイカ(独)は通算7アンダーで、ベテランのリー・ジャンセン(米)と並び3位タイ。今大会5度の優勝を誇るデービス・ラブIII(米)が通算5アンダー単独6位に浮上したが、前日好発進(3位)のトレバー・イメルマン(南ア)は3つスコアを落とし、通算2アンダーで21位タイへ後退。3連覇を狙うブー・ウィークリー(米)は4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでスコアを1つ落とし、通算1アンダー27位タイにとどまっている。
「今年で全英のシード権が最後なので何とかしなければ」と言うのは、日本でもお馴染みのハミルトン。メジャーチャンピオンになったものの、その後は鳴かず飛ばずでここ数年は賞金シードに手が届いていない。「今年も出だしは酷いものだった。昨年の終盤に少し調子が戻って来て、今季は自分に期待していたんだが成績はさっぱり。マスターズ前までに9試合に出て予選を通ったのは2試合だけだった」と序盤戦を振り返る。
成績は悪くても本人は「ゴルフの調子は悪いわけじゃなかった。ただ1ラウンドに1つか2つ、ティーショットを大きくミスしてダボを叩いて73や74まで落としてしまった。4日間のうちそういう日が1日あると、もう予選カットラインがちらついてくる」と、精神的な弱点を打ち明ける。復調のきっかけをつかんだのはアーノルド・パーマー招待の直後。久々に予選を通って自宅に戻り、マスターズの前週を休んで準備をしようとしたのだが、あいにくその週は台風並みの強風に見舞われ練習が出来なかった。「雨の日も風の日も一生懸命球を打つことに飽きてしまった」と開き直り、クラブを握らずに過ごすと、不得意なはずのオーガスタで連日好プレーを披露。久々の上位入りを果たすことが出来た。
これまでも土壇場に起死回生の逆転打を放ち、生き延びてきたハミルトン。シードがなくなるという危機感が、どうやら復活への足がかりになっているようだ。
米男子ツアーのベライゾン・ヘリテイジ(サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド、ハーバータウンGL)は現地時間17日、第2ラウンドの競技を行った。前週のマスターズで久々に上位争いを演じ、初日6位タイにつけていたハミルトンが5アンダー66の好スコアをマーク。通算8アンダーとし、首位のブライアン・ゲイ(米)に1打差の単独2位に順位を上げた。
第1ラウンドのトーナメントリーダー、アレックス・チェイカ(独)は通算7アンダーで、ベテランのリー・ジャンセン(米)と並び3位タイ。今大会5度の優勝を誇るデービス・ラブIII(米)が通算5アンダー単独6位に浮上したが、前日好発進(3位)のトレバー・イメルマン(南ア)は3つスコアを落とし、通算2アンダーで21位タイへ後退。3連覇を狙うブー・ウィークリー(米)は4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでスコアを1つ落とし、通算1アンダー27位タイにとどまっている。
「今年で全英のシード権が最後なので何とかしなければ」と言うのは、日本でもお馴染みのハミルトン。メジャーチャンピオンになったものの、その後は鳴かず飛ばずでここ数年は賞金シードに手が届いていない。「今年も出だしは酷いものだった。昨年の終盤に少し調子が戻って来て、今季は自分に期待していたんだが成績はさっぱり。マスターズ前までに9試合に出て予選を通ったのは2試合だけだった」と序盤戦を振り返る。
成績は悪くても本人は「ゴルフの調子は悪いわけじゃなかった。ただ1ラウンドに1つか2つ、ティーショットを大きくミスしてダボを叩いて73や74まで落としてしまった。4日間のうちそういう日が1日あると、もう予選カットラインがちらついてくる」と、精神的な弱点を打ち明ける。復調のきっかけをつかんだのはアーノルド・パーマー招待の直後。久々に予選を通って自宅に戻り、マスターズの前週を休んで準備をしようとしたのだが、あいにくその週は台風並みの強風に見舞われ練習が出来なかった。「雨の日も風の日も一生懸命球を打つことに飽きてしまった」と開き直り、クラブを握らずに過ごすと、不得意なはずのオーガスタで連日好プレーを披露。久々の上位入りを果たすことが出来た。
これまでも土壇場に起死回生の逆転打を放ち、生き延びてきたハミルトン。シードがなくなるという危機感が、どうやら復活への足がかりになっているようだ。








