海外男子
矢野、暫定4位タイ! 伏兵R.バーンズが暫定トップ
2009年6月21日(日)午前11:50
矢野東に日本人メジャー初勝利のチャンスが訪れた。
ニューヨーク州ベスページ・ステート・パークのブラックCを舞台に行われている今季メジャー第2戦、第109回 全米オープンは、荒天にたたられて進行が大幅に遅れている。現地時間20日は日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドを行ったが、決勝ラウンドがスタートして間もない午後7時前、雨足が強くなって中断。そのまま3日連続のサスペンデッドが決まった。
そんな中、前日快進撃を演じた矢野が絶好のポジションをキープ。本人も周囲もメジャー優勝の期待が高まってきた。この日の矢野は第2ラウンドの13番のグリーン上からスタート。左に曲がるラインを完全に読み切ってバーディ発進。続く14番でも長いパットをねじ込んで連続バーディ。15番で第2打をグリーン手前にショートさせて、寄らず入らずのボギーとしたが、上がり3ホールはきっちりパーをセーブして、第2ラウンドで5アンダー65をマーク。通算3アンダーとして4位タイの好位置で予選をクリアした。
組み替えが行われて引き続き第3ラウンドに突入したが、雨は再び激しくなり、矢野が第3ラウンドをスタートする前に順延が決まった。暫定4位タイで終えた矢野はそのニュースを聞いて「ラッキーですね」と笑顔。何でもこれだけ多くの選手が雨に悩まされているというのに、「今週(プレー中は)1回も雨に降られていないんですよ」と強運ぶりをアピール。渡米する直前の日本ゴルフツアー選手権でも最終日36ホールを戦う長丁場をこなしており、2週連続で36ホールを消化しなければならなくなった。だがそれも矢野はプラスに捉えている。「勢いと流れがあればチャンスはあると思う」とメジャー制覇の意欲は十分。ひょっとすると奇跡が起こるかもしれない。
上位は通算8アンダーの暫定トップに2002年の全米アマチャンピオン、リッキー・バーンズ(米)。1打差の暫定2位にルーカス・グローバー(米)、2打差の暫定3位にマイク・ウィアー(カナダ)が続いている。ちなみにバーンズがマークした通算8アンダーは、全米オープンの予選最少ストローク記録。
バーンズは全米アマに勝った翌年のマスターズでもローアマのタイトルを獲得。プロ転向した当初は、活躍が大いに期待された逸材だった。しかしその後は、鳴かず飛ばず。下部ツアーのネイションワイドツアーとPGAツアーを行ったり来たりする状況が続いている。今回も直前にオハイオで行われた地区予選を勝ち上がって本戦出場の切符を手に入れた。眠れる獅子は果たして、決勝ラウンドでどんなプレーを見せてくれるのだろうか?
また予選落ちの危機に瀕していたタイガー・ウッズ(米)は、通算3オーバーでかろうじて予選をクリア。現在第3ラウンドの1ホール目を終えて通算3オーバー暫定34位タイにつけている。ちなみにフィル・ミケルソン(米/1ホール終了)は通算1アンダー暫定12位タイ。
ニューヨーク州ベスページ・ステート・パークのブラックCを舞台に行われている今季メジャー第2戦、第109回 全米オープンは、荒天にたたられて進行が大幅に遅れている。現地時間20日は日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドを行ったが、決勝ラウンドがスタートして間もない午後7時前、雨足が強くなって中断。そのまま3日連続のサスペンデッドが決まった。
そんな中、前日快進撃を演じた矢野が絶好のポジションをキープ。本人も周囲もメジャー優勝の期待が高まってきた。この日の矢野は第2ラウンドの13番のグリーン上からスタート。左に曲がるラインを完全に読み切ってバーディ発進。続く14番でも長いパットをねじ込んで連続バーディ。15番で第2打をグリーン手前にショートさせて、寄らず入らずのボギーとしたが、上がり3ホールはきっちりパーをセーブして、第2ラウンドで5アンダー65をマーク。通算3アンダーとして4位タイの好位置で予選をクリアした。
組み替えが行われて引き続き第3ラウンドに突入したが、雨は再び激しくなり、矢野が第3ラウンドをスタートする前に順延が決まった。暫定4位タイで終えた矢野はそのニュースを聞いて「ラッキーですね」と笑顔。何でもこれだけ多くの選手が雨に悩まされているというのに、「今週(プレー中は)1回も雨に降られていないんですよ」と強運ぶりをアピール。渡米する直前の日本ゴルフツアー選手権でも最終日36ホールを戦う長丁場をこなしており、2週連続で36ホールを消化しなければならなくなった。だがそれも矢野はプラスに捉えている。「勢いと流れがあればチャンスはあると思う」とメジャー制覇の意欲は十分。ひょっとすると奇跡が起こるかもしれない。
上位は通算8アンダーの暫定トップに2002年の全米アマチャンピオン、リッキー・バーンズ(米)。1打差の暫定2位にルーカス・グローバー(米)、2打差の暫定3位にマイク・ウィアー(カナダ)が続いている。ちなみにバーンズがマークした通算8アンダーは、全米オープンの予選最少ストローク記録。
バーンズは全米アマに勝った翌年のマスターズでもローアマのタイトルを獲得。プロ転向した当初は、活躍が大いに期待された逸材だった。しかしその後は、鳴かず飛ばず。下部ツアーのネイションワイドツアーとPGAツアーを行ったり来たりする状況が続いている。今回も直前にオハイオで行われた地区予選を勝ち上がって本戦出場の切符を手に入れた。眠れる獅子は果たして、決勝ラウンドでどんなプレーを見せてくれるのだろうか?
また予選落ちの危機に瀕していたタイガー・ウッズ(米)は、通算3オーバーでかろうじて予選をクリア。現在第3ラウンドの1ホール目を終えて通算3オーバー暫定34位タイにつけている。ちなみにフィル・ミケルソン(米/1ホール終了)は通算1アンダー暫定12位タイ。








