米男子ツアーのフルフィールド今季初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイが現地時間15日、ハワイ、ワイアラエCCで開幕する。世界ランク10位のアーニー・エルス（南ア）やディフェンディング・チャンピオンの崔京周（韓／同17位）を始め、ケニー・ペリー（米／同14位）、スティーブ・ストリッカー（米／同15位）、スチュワート・シンク（米／同16位）、アダム・スコット（豪／同18位）らが集結。誰もがシーズンをいい形でスタートさせようとエンジン全開で臨む。

　昨年のツアー優勝者だけで争われた先週の開幕戦、メルセデス-ベンツ選手権で6打差圧勝を飾っているジェフ・オギルビー（豪）も出場する。だが、何と言っても注目はエルスだ。ここは03、04年に優勝している得意大会。年末も試合がある欧州ツアーとの兼ね合いや故障などもあり、2位となった05年大会を最後に出場していなかったが、今年は参戦。それは、ベストな状態で新しい年を迎えたいというエルスの気持ちそのものでもある。

　メジャー3勝のエルスだが、ここ数年はいいところがなく本来の実力からすると低迷していた。しかし、昨年から力を入れているスイング改造が、そろそろ実を結ぶ可能性もあり、そういった意味でも期待大だ。

　また、昨年のフォールシリーズでツアー通算20勝目を飾り、開幕戦では2位タイに入った元気いっぱいのデービス・ラブIII（米）も出場する。土壇場までシード獲得の賞金ランク125位以内が確定せず、苦しんだ昨年がウソのように、今年はマスターズ出場権も手に入れ、プレジデンツカップのメンバー入りを目指して開幕から突っ走るつもりのようだ。

　尚、日本人選手では今田竜二、丸山茂樹、矢野東、谷原秀人、近藤共弘ら8人が出場する。