シーズン開幕戦、ルーキー斉藤が初Vに王手! 美香は予選落ち
2012年3月3日(土)午後10:48
国内女子ツアー今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは3日、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位と2打差の11位タイにつけていたツアールーキーの斉藤愛璃が8アンダー64の好スコアを叩き出し通算10アンダーとして単独首位に躍り出た。2打差の単独2位に同大会初の連覇を狙う朴仁妃(韓)、通算7アンダー3位タイに馬場ゆかり、菊地絵理香の2人がつけた。また、上田桃子は通算イーブンパーでぎりぎり予選通過、宮里美香は決勝ラウンド進出を逃している。
初日が終わって首位から2打差以内に24人がひしめく大混戦。そんな中迎えたこの日、昨年のプロテストに合格したばかりの斉藤が会心のゴルフを披露して抜け出した。前半を2アンダーで回ると、後半に圧巻のプレーを見せる。11番でバーディを奪うと、13番から16番のチップインバーディを含め4連続バーディを奪取。さらに最終18番もバーディで締め、ノーボギーの8アンダー64でホールアウトしてリーダーボードの最上段を射止めた。ラウンド後のインタビューでは、単独首位で迎える最終日について「緊張すると思いますが、自分のゴルフを変えずに頑張ります」と初優勝に意欲を見せた。
首位タイでスタートしたホステスプロの諸見里しのぶは前半、スコアカード通りのゴルフで我慢の展開が続く。さらに後半出だしの10番でボギーを叩いたが、その後持ち直し上がり5ホールで3つのバーディ(1ボギー)を奪って1アンダー71。通算5アンダーで首位と5打差の7位タイに後退したものの、地元で2009年以来となる復活優勝を狙える位置をキープした。
この日25位タイからスタートした横峯さくらは、前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、後半に2つスコアを伸ばして3アンダー69。通算4アンダーで佐伯三貴、青山加織らと並ぶ10位タイに浮上した。
また、横峯と同じく前日25位タイの上田桃子は前半、4番でボギーを先行させると、1オーバーで折り返した後半も3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせず1オーバー73のラウンド。通算イーブンパーで不動裕理、笠りつ子ら実力者と共にカットラインぎりぎりの43位タイで辛うじて予選突破を果たした。
一方で、米ツアーから今大会に参戦している宮里美香は2つスコアを落として通算3オーバー68位タイ。カットラインに3打及ばず予選落ちを喫した。さらに、2年連続賞金女王のアン・ソンジュ(韓)も通算1オーバー54位タイで決勝ラウンド進出を逸した。
尚、昨年LPGA新人戦加賀電子カップを制した元プロ野球選手・工藤公康氏の娘、工藤遥加が通算3アンダー15位タイで予選突破を果たしている。