昨年のQスクールで米男子ツアーの出場権を獲得したティム・ウィルキンソン（ニュージーランド）が、フルフィールドによるシーズン初戦で、最終日最終組をプレーする。

　現地時間12日に行われたソニー・オープン・イン・ハワイ（オアフ島ワイアラエCC）第3ラウンドで、この日のベストスコア8アンダー62をマークしたウィルキンソンが単独2位に急浮上。これまで同ツアーに2試合しか出場した経験のない無名のルーキーの活躍に、ハワイでも注目が集まっている。

「やっぱりレギュラーツアーでプレーするのは楽しいね」と興奮気味に語ったウィルキンソンだが、実は予選ラウンドの2日間、地元期待のタッド・フジカワ（米）と同組でプレーしている。「彼は素晴らしい選手だね。期待が大き過ぎてプレッシャーがあったんだろうけれど、いいプレーをしていた」と率直にティーンエイジャーを賞賛。人気者と一緒に回ったお陰でハワイのギャラリーに名前が浸透し、「大勢に見てもらってうれしい」と声援を力に変えた。

「今夜眠れるかって？　多分ぐっすり寝れると思う。普段からキャディに“死んだように眠っている”と言われているからね」と笑わせたウィルキンソン。最終日、最終組でも気負わず普段通りのプレーに徹したい。