リベンジを果たす絶好のチャンスを逃し、リー・ウェストウッド（英）が落胆している。

　スチュワート・シンク（米）が59歳10か月のトム・ワトソン（米）をプレーオフで下し、メジャー初Vを飾った今年の全英オープン。ウェストウッドは優勝のチャンスがありながら、17番のイーグルパットがわずかに右に外れ、トップを走っていたワトソンに並べず。これが響いて結局3位タイに終わった。

　これに思い出されるのは昨年の全米オープンだ。タイガー・ウッズ（米） VS. ロッコ・メディエート（米）の死闘ばかりが記憶に残った大会だが、ここでもウェストウッドは最終ホールでおよそ4.5メートルのパットを外し、プレーオフ進出を逃している。「どちらも自分には大きな意味があるパットだった。メジャーの3位（タイ）は悪くないけれど、ものすごくがっかりしている」と、肩を落としたウェストウッド。本人だけでなく、久々の英国勢優勝のチャンスに盛り上がった地元のファンや関係者にとっても、残念な結果となってしまった。

　それでも、メジャー大会で何度も優勝争いに顔を出すのは実力がある証拠。これにめげることなく戦い続け、いつの日かビッグタイトルを手にしてほしいものだ。