欧州ツアー最年少優勝を飾ったダニー・リー（ニュージーランド）がマスターズ初出場を終えた現地時間14日、プロ転向を発表した。

　韓国生まれのリーは8歳でニュージーランドに移住し、アマチュア時代に頭角を現した。ハイライトは08年の全米アマ。94年にタイガー・ウッズ（米）が作った史上最年少記録を塗り替える18歳1か月で優勝し、世界中の注目を集めた。

　アマチュアのまま出場した2月の欧州、アジア、豪州の3ツアー共催のジョニー・ウォーカー・クラシックでは、アンソニー・キム（米）、カミロ・ビジェガス（コロンビア）らトッププロが揃った中で見事に勝利。欧州ツアーの史上最年少記録を塗り替えた。

　全米アマ優勝の資格でオーガスタ行きが決まっていたため、マスターズが終わるのを待ってプロ転向宣言。次週の米ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズでプロデビューが決定している。

「アマチュア時代に自分が達成したことは誇りに思っている。プロになってより高いレベルのチャレンジをする時が来た」と胸を張ったリー。デビュー戦の後も5試合の出場がすでに決まっており、活躍が期待される。