3日連続のサスペンデッドが決定する中、今年シニア入りするベテランのフレッド・カプルス（米）がリーダーボードの上位を賑わしている。

　テキサス州ハンブルのレッドストーンGCトーナメントCで開催されている米男子ツアー、シェル・ヒューストン・オープンは現地時間の4日、初日の強風の影響で進行が遅れた第2ラウンドの続きと第3ラウンドを行ったが、この日も最終組が8ホールまでプレーした段階で日没が迫り順延となった。

　そんな中、8ホール終了時点で通算11アンダーまでスコアを伸ばしたボ・バン・ペルト（米）が暫定ながら単独トップに浮上した。1打差の暫定2位タイにカプルス（10ホール終了）、トミー・アーマーIII（米／8ホール終了）、ポール・ケイシー（英／8ホール終了）他。通算9アンダー暫定6位タイにロバート・カールソン（スウェーデン／17ホール終了）、ジェイソン・ボーン（米／16ホール終了）、リー・ウェストウッド（英／12ホール終了）らがつけている。

　サスペンデッドを知らせるサイレンがコースに鳴り響いたのは、カプルスが10番でこの日3つ目のバーディを奪った瞬間。「ショットがすごく良かったね。良いゴルフが出来た。このコースとは昔から相性が良い」と好調ぶりを強調したベテラン。「まだチャンピオンズツアー（シニアツアー）のことは考えていない。今はここでの優勝争いを楽しみたい」と笑顔で語った。

　また、次週のメジャー今季初戦マスターズで優勝候補の一角を担っているフィル・ミケルソン（米）は通算9オーバーで予選落ち。ノーバーディの77を叩いた第1ラウンドに続き、第2ラウンドも4オーバー76と崩れた。「残念な結果になったけれど、来週は頑張りたい」とメジャー制覇に照準を合わせるしかなかった。