フィル・ミケルソン（米）がまさかの暫定121位タイ発進と出遅れた米男子ツアーFBRオープン（アリゾナ州、TPCスコッツデール）初日。今田竜二、アンソニー・キム（米）ら、期待の面々も相次いで苦戦を強いられた。

　現地時間29日に行われた第1ラウンドは日没サスペンデッドとなったが、今田は18ホールで奪ったバーディがわずか1つ。叩いたボギー3つ、ダブルボギー1つと振るわず、4オーバー75で暫定118位タイからのスタートを余儀なくされた。相変わらずパットは好調だが、ティーショットだけでなくグリーンを狙うアプローチまでが乱れ、この日パーオンしたのは18ホール中6ホールだけ。これではスコアを作るのは難しい。

　また前週試合を休み今大会に備えたキムも本調子とはほど遠く、3バーディ、1ボギー、2ダブルボギーの2オーバー73止まり。暫定88位タイと大きく出遅れた。さらに前週のボブホープ・クライスラー・クラシックでツアー記録（72ホールの最少ストローク記録）を更新してトーナメントをリードしながら、最終日に逆転を許したスティーブ・ストリッカー（米）もそのショックを引きずったのか、3オーバー74と崩れ、暫定108位タイに低迷している。