3.3メートルのバーディパットがカップに吸い込まれ、崔京周（韓）がオフシーズンのイベント、LGスキンズ・ゲームを制した。

　世界ランクNo.3のフィル・ミケルソン（米）、今季全米オープンでタイガー・ウッズ（米）と19ホールの死闘プレーオフを演じたロッコ・メディエート（米）、大会三連覇がかかるスティ?ブン・エイメス（カナダ）、そして崔が参戦。賞金総額100万ドル（約9,550万円）を奪い合う同大会は現地時間11月30日、カリフォルニア州インディアンウェルズ、セレブリティCで最終日、後半の9ホールが行われた。

　最初の10番は前日からの6ホール分、25万ドル（約2,390万円）がかかる大事なホール。エイメスがバーディを奪って幸先のいいスタートを切る。11、12番は勝負がつかず、キャリーオーバー。13番でミケルソンが、カップから45センチにつけるスーパーショットを放ち、17万ドル（約1,620万円）を獲得した。だが、前日首位の崔は14番パー5で1.5メートルに2オン。イーグルパットを沈めて7万ドル（約667万円）を手にして終盤に突入した。

　実力伯仲の面々だけに激しい攻防が続くが、2ホール分の27万ドル（約2,570万円）がかかった最終ホールで、崔がバーディ奪取。前日の獲得分とあわせて、獲得賞金を41万5,000ドル（約3,950万円）として勝利を決めた。

　母国にいる間、マスターズとスキンズゲームを見て育ったという崔は「韓国人として初めてスキンズゲームに勝てたことを誇りに思う」といつもの厳しい表情から一転して笑顔で口にした。尚、2位はエイメス、3位ミケルソン、4位メディエートとなった。