ジャスティン・レナード（米）が、86年の歴史を持つ米ツアーのバレロ・テキサス・オープン（テキサス州サンアントニオ、ザ・リゾートコース at ラカンテラGC）で、初の大会4勝を目指す。

　昨季大会でイエスパー・パーネビック（スウェーデン）とプレーオフの末、01年以来の大会3勝目を飾ったレナードは、地元・テキサス出身ということもあって今大会の目玉選手。「説明するのは難しいんだけど、このトーナメント、このコースには、自分を引き付けて離さない何かがあるんだ。いい思い出もたくさんあるしね」とやる気満々だ。

　これまでレナード以外に3勝しているのは、アーノルド・パーマー（米）だけとあって、これを超えようと万全の態勢で現地時間9日の開幕に備えている。

　また、米ツアーのフォールシリーズ第3戦でもある今大会は、来季の様々な出場権がかかる大切な1戦。シード権はもちろんのこと、賞金ランキングトップ30に入れば、マスターズ、全米オープンの出場権、トップ70ならアーノルド・パーマー招待、メモリアル・トーナメントと、いずれもビッグイベントに出場できるだけに、それぞれがターゲットを絞って1打1打に臨む。

　今大会を含め、残り試合はわずかに5つ。確実に稼いで来季につなげようと、誰もが必死のサバイバルレースが繰り広げられる。尚、日本勢は出場しない。