ライダーカップの結果が米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権（現地時間25から28日、ジョージア州イースト・レイクGC）にどんな影響を与えるか注目が集まっている。

　ライダーカップで99年ぶりに欧州チームに勝利した米国チームのメンバーは、もちろんハイテンションだ。特にルーキーとして出場し、フィル・ミケルソン（米）とのペアで勝利に貢献したアンソニー・キム（米）などはやる気満々。今季3勝目をビッグイベントで挙げようと燃えている。

　また、ミケルソンもプレーオフに入ってから元気がなかったが、チームの勝利に気持ちは盛り上がっている。特に、若いキムから良い意味で刺激を受けており、最後に世界ランクNo.2の実力を見せてくれる可能性は高い。

　対照的に負けた欧州チームの面々は、悔しさをこの大会にぶつけてくる。中でも期待はずれの結果に終わったセルヒオ・ガルシア（スペイン）には注目だ。

　もちろん、欧米以外の選手たちは、休養、調整十分で乗り込んでくる。アーニー・エルス（南ア）、カミロ・ビジェガス（コロンビア）、崔京周（韓）、今田竜二らが、決戦に疲れた欧米勢を撃破しようと目論んでいるだけに、激戦必至の様相を呈している。