海外男子
G.ノーマンに漂う復活の気配
2008年7月21日(月)午後0:45
世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)が不在だったメジャー今季第3戦の第137回全英オープン(英、ロイヤル・バークデール)で、4日間主役を務めたのは53歳のグレッグ・ノーマン(豪)だった。
86、93年の今大会で優勝しているものの、それ以外のメジャーでは何度もチャンスがありながら、いずれも最後に敗れた悲劇のヒーロー。4つのメジャーすべてで最終ラウンドを首位で迎えながら、勝てなかったことから“サタデーグランドスラマー”とまで言われた男が、半ば引退状態の中から見せた戦いぶりは、往年の全盛期をほうふつとさせるものだった。
第3ラウンドまではシニアらしく、リラックスしてゴルフを楽しんでいた。しかし、通算2オーバー単独トップでスタートした最終ラウンド(現地時間20日)は一転。強烈なプレッシャーの下で、1バーディ、8ボギーの7オーバー77と思うようなゴルフができず、通算9オーバー3位タイで大会史上最年長優勝の記録を塗り替えることはできなかった。だが、序盤のパットが一つでも入っていれば、展開はまた違っていたと思わせるほど、若手、中堅の選手に交じって最後まで堂々としたプレーぶりは注目に値した。
「中盤一度崩れかけたけれど、パドレイ(ハリントン)は素晴らしいゴルフをしていたよ。まさに真のチャンピオンだ」と勝ったハリントンを潔く称えたノーマン。自らのプレーについては「すごく残念だ。でもものすごくハイな状態になっている。だって、最後まで優勝争いできたからね」と興奮気味に口にした。
トッププレーヤーだった頃から実業家としての顔も持ち、故障と共に第一線を離れていたかつての世界ランクNo.1。だが、その目の輝きを見る限り、クリス・エバート夫人との再婚というプライベートの変化と共に、再びやる気を取り戻したのは間違いなさそうだ。
86、93年の今大会で優勝しているものの、それ以外のメジャーでは何度もチャンスがありながら、いずれも最後に敗れた悲劇のヒーロー。4つのメジャーすべてで最終ラウンドを首位で迎えながら、勝てなかったことから“サタデーグランドスラマー”とまで言われた男が、半ば引退状態の中から見せた戦いぶりは、往年の全盛期をほうふつとさせるものだった。
第3ラウンドまではシニアらしく、リラックスしてゴルフを楽しんでいた。しかし、通算2オーバー単独トップでスタートした最終ラウンド(現地時間20日)は一転。強烈なプレッシャーの下で、1バーディ、8ボギーの7オーバー77と思うようなゴルフができず、通算9オーバー3位タイで大会史上最年長優勝の記録を塗り替えることはできなかった。だが、序盤のパットが一つでも入っていれば、展開はまた違っていたと思わせるほど、若手、中堅の選手に交じって最後まで堂々としたプレーぶりは注目に値した。
「中盤一度崩れかけたけれど、パドレイ(ハリントン)は素晴らしいゴルフをしていたよ。まさに真のチャンピオンだ」と勝ったハリントンを潔く称えたノーマン。自らのプレーについては「すごく残念だ。でもものすごくハイな状態になっている。だって、最後まで優勝争いできたからね」と興奮気味に口にした。
トッププレーヤーだった頃から実業家としての顔も持ち、故障と共に第一線を離れていたかつての世界ランクNo.1。だが、その目の輝きを見る限り、クリス・エバート夫人との再婚というプライベートの変化と共に、再びやる気を取り戻したのは間違いなさそうだ。








