米ツアー屈指のバーディ量産コースで、ケニー・ペリー（米）が今季3勝目を狙う。

　TPCディアラン（イリノイ州シルビス）で、現地時間10日に開幕する同ツアーのジョン・ディア・クラシックに出場するペリーは、今季メモリアル・トーナメント、ビュイック・オープンですでに2勝を挙げている。

　ツアーの複数回優勝者は4勝しているタイガー・ウッズ（米）の他に、フィル・ミケルソン（米）、アンソニー・キム（米）、そしてペリーの3人で、タイガー以外は2勝ずつという状況。ペリーはタイガーに続く成績に挑戦するわけだが、47歳のベテランとあって、違う記録もかかっている。

　45歳を越えて年間3勝以上をマークした最後の選手は、75年のジーン・リトラー（米）以来となるため、ペリーはやる気満々。目標としているライダーカップのメンバー決定まであと2か月弱。安定したショットを武器に、トドメの3勝目を目指す。他にアーロン・バデリー（豪）、デビッド・デュバル（米）らも出場。それぞれの思惑を結果につなげたいところだ。

　また、今季は16試合に出場して予選通過が半分の8試合。ベストフィニッシュが自身初戦のソニー・オープン・イン・ハワイの25位タイと苦闘の続く丸山茂樹も参戦。全英オープンの前週とあって、トッププレーヤー達が不在のチャンスを生かして上位に食い込み、復活への道を探ろうと必死になっている。