フィル・ミケルソン（米）が悲願の全米オープン（現地時間6月12?15日）制覇に目の色を変えている。

　今季のメジャー2戦目となる同大会まであと約1か月。今年の舞台は、毎年ビュイック招待が行われているトリーパインズGC（カリフォルニア州サンディエゴ）とあって、それぞれが思惑を持って臨む。優勝の最右翼は大会2勝を誇るタイガー・ウッズ（米）だが、ミケルソンもこのコースで過去3勝と、相性が良い。

　全米オープンはミケルソンにとって何度も優勝を目前にしながら逃しているどうしても勝ちたい大会だ。それだけに、すでに練習ラウンドを済ませ準備は万端。全米オープン特有の難しいセッティングはすでにできあがりつつあり、ラウンドしたミケルソンの感想は「標高の低い7,600ヤードのレベルでは最も難しいと思う」というもの。ミケルソンと一緒にプレーしたトップレベルのアマチュアたちは、いずれも大叩きをしたという。

　大舞台の下見を済ませたミケルソンは、課題となるパッティングを磨くことに専念。全米オープンに向けて完璧な状態を目指している。