海外男子
P.ハリントン、連覇達成! G.ノーマン敗れる
2008年7月21日(月)午後0:45
昨年とはまったく違う笑顔で、パドレイ・ハリントン(アイルランド)が18番グリーンの拍手に応えた。
今季メジャー第3戦、第137回全英オープンは現地時間20日、英、ロイヤル・バークデールを舞台に最終ラウンドを行った。前日首位のグレッグ・ノーマン(豪)に2打差、通算4オーバー2位タイでこの日を迎えたハリントンが、素晴らしい戦いぶりを見せた。アイリッシュ海から強風が吹きつける全英らしいコンディションの中で忍耐強さが光るハリントン。出だし3ホールをナイスパーで切り抜け、反対に1番から3連続ボギーのノーマンを逆転し首位に立った。
しかし、ラウンド中盤は7番からの3連続ボギーで再びノーマンにトップの座を譲る苦しい展開を強いられた。それでも終始マイペースでプレーを続け、13番で最初のバーディ。通算6オーバーとして、ボギーを止めることができないノーマンから再び首位の座を奪い返した。
これで波に乗ったハリントンは、15番パー5では3Wで打った第2打を約12メートルに2オンさせると、2パットのバーディ。さらに大詰め17番パー5でも、残り249ヤードのセカンドショットが約1メートルに2オンし、これを沈めてイーグル。通算3オーバーで抜け出した。
ノーマンに5打差、先に通算7オーバーでホールアウトしているイアン・ポルター(英)に4打差で迎えた最終ホール。昨季大会最終日、最終ホールでダブルボギーを叩いた経験がよみがえる。その時は、最終組のセルヒオ・ガルシア(スペイン)が18番をボギーとし、何とかプレーオフに持ち込んでメジャー初タイトルを手にしたものの、何が起こるかわからないメジャーの18番を、周囲は固唾を呑んで見守った。
だが、強風と強烈なプレッシャーの下での戦いの怖さと面白さを誰よりも知っている全英の大ギャラリーの前で、堂々とパーでホールアウト。最終ラウンドは1アンダー69をマークし通算3オーバーで、欧州勢としては1906年のジェームズ・ブレイド(スコットランド)以来、102年ぶりとなる連覇を飾り、笑顔でクラレット・ジャグを手にした。
「クラレット・ジャグをもらってとても楽しかったから、返したくなかったんだ」と、妻と2人の子供たちに囲まれて笑顔を見せたハリントン。だが、わずか8日前に右手首を痛め、練習ラウンドもろくにできなかったことを考えれば、夢のような大会連覇となった。
単独2位にポルター。ノーマンは7オーバー77と崩れ、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)と並ぶ通算9オーバー3位タイ。第1ラウンドで80を叩いたアーニー・エルス(南ア)が、その後巻き返して通算12オーバー7位タイでフィニッシュ。ハリントンと同じ通算4オーバーで最終ラウンドをティーオフし、アジア人初のメジャータイトルを狙った崔京周(韓)は9オーバー79で、通算13オーバー16位タイに終わっている。
また、全米オープンでタイガー・ウッズ(米)とプレーオフ19ホールの死闘を演じ、今大会初日にも好スタートを切ったロッコ・メディエート(米)は、世界ランクNo.2のフィル・ミケルソン(米)と共に通算14オーバー19位タイ。尚、昨年大会の雪辱をかけ臨んだガルシアは通算17オーバー51位タイとふるわなかった。
今季メジャー第3戦、第137回全英オープンは現地時間20日、英、ロイヤル・バークデールを舞台に最終ラウンドを行った。前日首位のグレッグ・ノーマン(豪)に2打差、通算4オーバー2位タイでこの日を迎えたハリントンが、素晴らしい戦いぶりを見せた。アイリッシュ海から強風が吹きつける全英らしいコンディションの中で忍耐強さが光るハリントン。出だし3ホールをナイスパーで切り抜け、反対に1番から3連続ボギーのノーマンを逆転し首位に立った。
しかし、ラウンド中盤は7番からの3連続ボギーで再びノーマンにトップの座を譲る苦しい展開を強いられた。それでも終始マイペースでプレーを続け、13番で最初のバーディ。通算6オーバーとして、ボギーを止めることができないノーマンから再び首位の座を奪い返した。
これで波に乗ったハリントンは、15番パー5では3Wで打った第2打を約12メートルに2オンさせると、2パットのバーディ。さらに大詰め17番パー5でも、残り249ヤードのセカンドショットが約1メートルに2オンし、これを沈めてイーグル。通算3オーバーで抜け出した。
ノーマンに5打差、先に通算7オーバーでホールアウトしているイアン・ポルター(英)に4打差で迎えた最終ホール。昨季大会最終日、最終ホールでダブルボギーを叩いた経験がよみがえる。その時は、最終組のセルヒオ・ガルシア(スペイン)が18番をボギーとし、何とかプレーオフに持ち込んでメジャー初タイトルを手にしたものの、何が起こるかわからないメジャーの18番を、周囲は固唾を呑んで見守った。
だが、強風と強烈なプレッシャーの下での戦いの怖さと面白さを誰よりも知っている全英の大ギャラリーの前で、堂々とパーでホールアウト。最終ラウンドは1アンダー69をマークし通算3オーバーで、欧州勢としては1906年のジェームズ・ブレイド(スコットランド)以来、102年ぶりとなる連覇を飾り、笑顔でクラレット・ジャグを手にした。
「クラレット・ジャグをもらってとても楽しかったから、返したくなかったんだ」と、妻と2人の子供たちに囲まれて笑顔を見せたハリントン。だが、わずか8日前に右手首を痛め、練習ラウンドもろくにできなかったことを考えれば、夢のような大会連覇となった。
単独2位にポルター。ノーマンは7オーバー77と崩れ、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)と並ぶ通算9オーバー3位タイ。第1ラウンドで80を叩いたアーニー・エルス(南ア)が、その後巻き返して通算12オーバー7位タイでフィニッシュ。ハリントンと同じ通算4オーバーで最終ラウンドをティーオフし、アジア人初のメジャータイトルを狙った崔京周(韓)は9オーバー79で、通算13オーバー16位タイに終わっている。
また、全米オープンでタイガー・ウッズ(米)とプレーオフ19ホールの死闘を演じ、今大会初日にも好スタートを切ったロッコ・メディエート(米)は、世界ランクNo.2のフィル・ミケルソン(米)と共に通算14オーバー19位タイ。尚、昨年大会の雪辱をかけ臨んだガルシアは通算17オーバー51位タイとふるわなかった。








