世界ランキング2位のフィル・ミケルソン（米）が、次週に迫ったWGC-ブリヂストン招待（現地時間8月6?9日、オハイオ州アクロン、ファイアーストーンCC）の出場を表明した。

　乳がんと闘っている愛妻エイミーさん、母メアリーさんの2人を支えるため、全米オープン以来ツアーから離脱していたミケルソン。トム・ワトソン（米）の活躍にわいた全英オープンにも欠場し、メジャー大会の連続出場記録は「61」で途絶えていた。

　だが夫人も母も手術を終えて落ち着いたことから、同大会への参戦を決意。過去10回この大会に出場しているが、ベストフィニッシュは1999年の2位タイと、実力者としては相性が今ひとつ。それでも妻と母への思いを抱えて出場した全米オープンで、ルーカス・グローバー（米）に2打差の2位タイと健闘し、ファンの温かい喝采を受けたことも記憶に新しい。そんなミケルソンだけに、復帰戦での大暴れが期待されている。