29歳の勝俣陵が国内男子ツアーのパナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ（大阪府／泉ヶ丘カントリークラブ）でツアー初優勝を飾った。

―優勝した今の気持ちは

　すごく嬉しいという気持ちですが（すでに）来週のことを考えています。優勝は今日までで、明日からしっかり練習していきます。

―最終日の心境は

　スタート前に、色々な人に「頑張れよ」と言われたので、ちょっと緊張しましたが、スタートホールはギャラリーの方もたくさんいましたし、楽しいと感じました。最後の4ホールは緊張しました。

―ウイニングパットを決めた瞬間

　嬉しさよりもバーディパットをショートしたという恥ずかしさを感じました。先輩、後輩たちが待っていてくれていました。優勝したんだと思って、涙が勝手に出てきました。

―初優勝までの道のりを振り返って

　後輩や同級生たちが先に優勝して、自分が情けないという気持ちが強かったので、シードを獲って4年目の優勝というのは、すごく長く感じました。

―若手が優勝して焦りを感じたか

　焦りは感じていなかったですが、自分も早く優勝したいという気持ちはありました。

―20代最後の年で初優勝

　20代で優勝したいと思っていて、コーチとも話し合っていました。「30代になってしっかり勝てる選手になろうね」とも話していました。

―片山晋呉選手からのアドバイス

　昨日の夕方に電話を頂いて、今日の朝も「誰でも緊張はするし、ミスはするもの。練習で緊張する場面でも出来ることを教えているから、しっかり出し切ってこい」とLINEが来ました。緊張していたのが一気に無くなった要因でした。

―緊張する場面でも出来ることとは？

　スイングの一連の流れの中でやることなので、ショットのコレというのはなく、言葉にはできないのですが、冬のバンカーから片手打ちというのはすごく効きました。

―妻の存在

　いつも子供の面倒を見てくれますし、僕よりしっかりしているので、ちょっと道を外れる時とか違う選択をした時に、「それはちょっと違うんじゃないの」と言ってくれます。（優勝するところを）見てもらえて本当によかったです。

―今後に向けて

　この1勝で気持ち的にも強くなれたのかなと思います。自分のできることをやるというのは、続けたいなと思います。

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