国内男子ツアーの関西オープンゴルフ選手権競技（18日／滋賀県／日野ゴルフ倶楽部）で、22歳の金子駆大が通算15アンダーでツアー初優勝を飾った。

―ツアー初優勝を飾った

　みんなが待っていてくれましたし（18番でウィニングパットを）入れた瞬間は嬉しかったです。

―母親と喜びを分かち合った瞬間に涙

　母親には迷惑をかけていますし、ゴルフをやらしてもらえたのは母親のおかげなので、それで嬉しさが溢れました。

―18番での心境は

　ティーショットを打って、セカンド地点（フェアウェイバンカー内）についたときに「良くてプレーオフかな」と思っていたので、パーを獲れて本当に良かったです。

―18番の2打目でクラブを持ち替えた

　嫌な予感がしたので、8番から9番アイアンに持ち替えました。キャディが「刻んでいこう」と言っていたので、それがいいアドバイスというか、自分が冷静になれた瞬間だったと思います。

―18番のサードショットについて

　すごく難しくて「ダボだけは（避けなければいけない）」「プレーオフに持ち込めたらいいな」と思っていました。心臓の音が聞こえるくらい緊張しましたが、なんとか気持ちで入れました。

―3打目の狙いは

　キャディが「奥でいい」と言っていました。今週は雨が降って柔らかくなっていましたし、風もアゲインストでライも左足上がりで絶対にスピンが入る状況だったので、奥に打っておけばある程度のところにいくと思っていました。

―今回のキャディは初タッグ

　前澤杯で「空いているからどう？」と言われて、自分もたまたま空いていたので、すごく良かったです。

―同学年の久常涼選手の活躍

　すごいですよね。次元が違うところでやっているので、早く追いつけるかどうかは分からないですが、僕も早く海外に行きたいので自分なりに頑張ります。

―ゴルフ日本シリーズJTカップへの出場も確定

　JTカップはプロゴルファーなら目標にしているところでもあるので、そこに出場できることになったのは気持ちが楽です。

―今後の目標は

　海外に早く行きたいので、目標は変わらず賞金ランキング3位以内、賞金王になれるように頑張りたいです。

（写真：JGTO Images）