12日、日本ゴルフ協会（JGA）は都内で記者会見を開き、「日本ゴルフ殿堂」を設立すると発表した。

　日本プロゴルフ協会（PGA）、日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）、日本ゴルフツアー機構（JGTO）は、日本プロゴルフ界において偉業を達成した選手を称る「日本プロゴルフ殿堂」を2010年に設立。今回、発展的解消を行い、4月1日からJGA新組織での「日本ゴルフ殿堂」として生まれ変わる。

　会見には池谷正成氏（JGA会長）、山中博史氏（JGA専務執行役／チーフエグゼクティブ）、松井功氏（日本プロゴルフ殿堂理事長）、戸張捷氏（JGA広報参与）が登壇。池谷会長は「ゴルフの文化と歴史を継承することは重要であり、私たちが日本ゴルフ殿堂を設立し運営して行くことで、その責務を果たしたいと考えている」と話した。

　また、戸張氏は「日本は歴史のある国だが、一つのスポーツもそうだし、一つのことの歴史をきちんと顕彰せず新しいものに行く。それはそれで必要だが、今に至るまでの過去の有り様、貢献をした人たちを顕彰することにより、今プレーしている人たちが勉強をしなくてはならない」と語り、アメリカのプロはコース設計者や昔の選手についてよく知っているという。

“プロ”ゴルフ殿堂からゴルフ殿堂になることで、世界ゴルフ殿堂のようにゴルフ界に貢献した人たち（例えば、コース設計者、記者、著者や解説者など）も顕彰の対象になるようだ。