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レッスン

左下がりのバンカーショットでボールを上げるには?

2023年8月2日(水)午後1:56

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 左足下がりのバンカーショット。しかもグリーンは下り傾斜で、ピンからエッジまではあまり距離がない。グリーン奥のバンカーにつかまるとこういう状況になることがありますよね。

 このような状況になったらとりあえず出すことだけを考えるというのが一般的ですが、1パットは無理としても2パット圏内には寄せておきたいもの。そんなときの打ち方をレッスンしましょう。

 ポイントはいくつかありますが、まず極端な左足下がりでなければ、ボールを上げることを諦めなくて大丈夫。正しい打ち方をすればそれなりに上がります。

 ポイント1は、肩のラインを地面と平行ではなく、平らなときと同じようにすることです。傾斜と肩のラインが平行、つまり正面から見て左肩が下がってしまうと、インパクトでロフトが立ってしまってボールが上がらなくなるからです。だから正面から見て肩のラインが真っ直ぐになるように構えましょう。

 ポイント2は、ハンドレイト気味に打つことです。最初から手元をやや右寄りにしたハンドレイトで構え、バックスイングではハーフウェイバックでトゥが真上を向くように上げましょう。もちろん、インサイドに上げるのはNG。また、右の手首が甲側に折れるとフェースが閉じ気味になるので、そうならないように注意してください。

 そして、ダウンスイングではリリースを早めにしてボールの手前にバンスをドンと当て、インパクトで終わりのつもりで打ってください。

 このような打ち方をするのもインパクトでロフトを立てたくないからで、左足下がりでは絶対にハンドファーストにならないようにすることが大事です。

 ポイント3は、ダウンで体重移動をしないこと。これも左に動くとハンドファーストになりやすいからで、最初に左右5対5で構えたら、最後までそれをキープしましょう。ちなみにボールの位置は、いつもより右寄りに置いてください。

 大事なポイントはこの3つですが、グリップがストロング気味の人は、少しウィークにしたほうが打ちやすくなります。目安としては、右手のVの字がアゴに向くくらいにするようにしてください。

 また、こういう状況ではフェースを開きたくなるのですが、ハンドレイトで当てる分、ボールは飛ばなくなるので、フェースを開きすぎると飛距離が極端に落ちてしまいます。バンカー内のボールの位置にもよりますが、あまり開きすぎないようにしましょう。

 あとは勇気を出してリリースするだけ。ぜひチャレンジしてみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #48」より(放送・見逃し配信中)
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