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レッスン

左のミスが怖い人はフィニッシュまで振り切ることを意識

2023年2月1日(水)午後1:43

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 ドライバーショットで左へのミスが出る。そのミスが怖くて修正しようとすると右プッシュが出てしまう。中・上級者の中には、このような症状に悩まされている人も多いようです。

 こういうゴルファーに、どういうときに左に行くか聞いてみると、「構えたときにダフりそう」だと思ったら左にいくことが多いという答えが返ってきました。

 確かに、軌道がインサイドアウトだから最悪はダフる。また、インサイドアウトのアッパー軌道だから、アッパーが強くなるとトップも出る。悩み出すとなかなか抜けられないこともあるようです。

 この悩みを抱える人に多いのが、右サイドの動きが左サイドに比べて圧倒的に大きいケースです。トップまで上げたあとダウンスイングでは少しインサイドに倒してくるわけですが、そのあとのフォローの動きがかなり小さい人が多いのです。

 自分で振っている感覚は左右変わらないのでしょうが、客観的に見るとトップからインパクトまでの動きが60~70%で、インパクト以降は30~40%という場合も。右サイドでボールをさばく意識が強すぎるとこうなるのですが、右サイドで力が入ってダウンでクラブが倒れて来るから「ダフリそう」という感じにもなるのです。

「左が怖い」という人は、まずはここを修正しましょう。意識の中では左40%、右60%ぐらいにする。そうすると、「ダフリそう」という感覚もなくなってきます。

 次に修正ドリルを紹介しましょう。

 素振りでゆっくりバックスイングを上げたら、ダウンでもゆっくり下ろしてインパクトでいったん止めます。ここで右手を離し、左手1本でフィニッシュまで振り切ります。そして振り切ったあと右手を戻します。

 左サイドの動きが小さい人は、「こんなに回すの?」と思うかもしれませんが、右肩が左足の上までくるくらい大きく回せば、ダフリの恐怖からも解放されるし、引っかけも出なくなり、飛距離も伸びます。

 上級者ほどビハインド・ザ・ボールでつかまえる意識が強いこともあり、フォローサイドの動きが小さくなりがちですが、プレインパクトからフルフィニッシュまで加速をつけることも大事。ビュンと振り切ったら、フィニッシュではピタッと止まってください。

 最後に試合で使えるテクニックを紹介しましょう。

 後方からターゲットを確認し、そこに向かってアドレスを取ったら、そのターゲットに対してフィニッシュを取るつもりで振り切ります。打つときはそれ以外のことを考えない。そうすれば、つかまえにいく動きがなくなり、左へのミスもなくなるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #22」より(放送・見逃し配信中)
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