“スネーク”のニックネームを持つグレッグ・チャーマーズ（豪）が好発進を切った。

　世界最古のメジャー、第108回 全英オープンと同週開催の米男子ツアーUSバンク選手権・イン・ミルウォーキーは、同ツアーでもっとも短いコース、ブラウン・ディアパークGC（ウィスコンシン州ミルウォーキー）を舞台に現地時間の16日開幕。第1ラウンドのこの日、6アンダー64と爆発したチャーマーズとジェフ・クローク（米）の2人が首位で並んだ。

　2打差の3位タイにフランク・リックリターII（米）、タグ・リディングス（米）、ジェイソン・ゴア（米）、スキップ・ケンドール（米）の4人が続いており、今大会出場選手中もっともフェデックスカップポイントランク上位につけているケビン・ナ（米／同ランク20位）は、ジェリー・ケリー（米）らとともに1アンダー69、29位タイからのスタートとなっている。

「出だしにミスをしてつまずき2つボギーを先行させたけれど、4番で18メートルのパットが決まってバーディが来てからは波に乗れた」と言うのはトップタイのチャーマーズ。「フェアウェイもグリーンも堅く、ラフもきついため風が吹くと本当に難しい。ここでは飛ばしよりも正確性がスコアメイクの鍵を握る」と、明日以降も手堅いゴルフで上位を狙うことを誓っていた。

　ネイションワイドツアー（下部ツアー）では2勝しているが、レギュラーツアーでの優勝はなく、今季も出場16試合中8試合で予選落ちと、まだ結果を残せていない。全英オープン出場のため上位選手が欠場する中、狙うはもちろん念願のツアー初Vだ。