今田竜二がベスト10に食い込む勢いを見せている。

　現地時間26日に行われた米男子ツアー、ビュイック招待の第3ラウンド（カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC）。この日22位タイからスタートした今田は、前半から快調にスコアを伸ばし、13番終了時点で4アンダーとリーダーボードを軽やかに駆け上がった。

　しかし14番でボギーを叩くと、15番では痛恨のダブルボギー。が、そこでズルズルと後退しないのが、最近の今田の成長したところ。上がり2ホール連続でバーディを奪い返し、3アンダー69をマーク。通算6アンダーとし、8位タイの好位置に浮上した。

　タイガー・ウッズ（米）が通算18アンダーで独走態勢に入っているため、優勝は難しいが、ショット、パットともに好調な今田が上位に食い込むチャンスは十分にある。シーズンの早い時期で結果を出せれば、今後の戦いもラクになるだけに、最終ラウンドは1つでも上を狙って全力を尽くしたい。

　一方、前日28位タイにつけた丸山茂樹は、出だしの1番からボギーが先行する苦しい滑り出し。途中持ち直したかに見えたが、結局最後まで波に乗ることができず、2バーディ、3ボギーの1オーバー73とスコアを1つ落とし、通算1アンダーで36位タイに順位を下げた。