全英オープンで死闘を演じた2人が、世界ランキングを駆け上がった。

　メジャー最年長となる59歳10か月での優勝を目前にしながら、スチュワート・シンク（米）に追いつかれてプレーオフに持ち込まれたワトソン。近年は米チャンピオンズツアーを中心にプレーしていたため、大会前の世界ランキングは1,374位だった。しかし、レギュラーツアーのメジャー大会で2位となったことで、米国時間20日発表の最新ランキングで105位に浮上。1,269ランクアップを果たした。

　一方、4ホールのプレーオフでワトソンを撃破し、初のメジャータイトルを手にしたシンクは、前週の33位から9位へジャンプアップ。一気にトッププレーヤーの仲間入りを果たしている。

　また、全英オープンと同週開催の米ツアー、USバンク選手権・イン・ミルウォーキーでツアー初Vを飾ったボ・バン・ペルト（米）は、210位から138位に躍進している。

　1位タイガー・ウッズ（米）、2位フィル・ミケルソン（米）、3位ポール・ケイシー（英）の上位陣に変動はない。日本勢は、片山晋呉が1ランクアップの43位でトップ。石川遼が7ランクダウンの85位、今田竜二が3ランクダウンの89位となっている。