海外男子
世代交代の波が押し寄せるマスターズ
2009年4月9日(木)午後0:00
第73回 マスターズ(現地時間9日開幕、ジョージア州オーガスタ、オーガスタナショナルGC)という舞台でも、世代交代は確実に進行している。
17歳の石川遼、19歳のローリー・マッキルロイ(北アイルランド)、23歳のアンソニー・キム(米)という若い最終組が注目を集める一方で、寂しい現実もある。大会3勝でかつてビッグ3の一角を担ったゲイリー・プレーヤー(南ア)が52回目となる今年を最後に、大会に別れを告げることを発表。「73歳にはコースが長すぎる。ほとんどのホールの第2打でウッドを持たなければならない。ここ2年間は80を切れるようにプレーしているだけだったから」と決別の理由を口にした。
歴代チャンピオンとして出場権はあるが、ゴルフ界に一時代を築いたアーノルド・パーマー(米)もジャック・ニクラウス(米)もすでに大会から身を引いている。さらに、用具の進化で年々コースセッティングが厳しくなり、若い頃から体を鍛えていたプレーヤーも限界を感じ、決断を下したようだ。
若手と大ベテランが交じる中で、踏ん張っているかつての名手達もいる。92年王者のフレッド・カプルス(米)は、大会直前のシェル・ヒューストン・オープン3位タイと好調。「一番好きな大会」というマスターズで49歳が優勝を狙う。
また、08年全英オープンの結果を受けて、実力で出場権を手にしたグレッグ・ノーマン(豪)にも注目だ。かつて2位(タイを含む)3回という成績を残し、あと一歩のところで勝利を逃した因縁の大会。54歳の今、どれだけのプレーができるのか。ファン以上に、本人も楽しみにしているに違いない。
様々な世代が入り乱れて戦うマスターズの舞台は、球聖ボビー・ジョーンズ(米)が後世に残した大きな大きなプレゼント。出場する者たちの1打1打が、今年も歴史を刻む。
17歳の石川遼、19歳のローリー・マッキルロイ(北アイルランド)、23歳のアンソニー・キム(米)という若い最終組が注目を集める一方で、寂しい現実もある。大会3勝でかつてビッグ3の一角を担ったゲイリー・プレーヤー(南ア)が52回目となる今年を最後に、大会に別れを告げることを発表。「73歳にはコースが長すぎる。ほとんどのホールの第2打でウッドを持たなければならない。ここ2年間は80を切れるようにプレーしているだけだったから」と決別の理由を口にした。
歴代チャンピオンとして出場権はあるが、ゴルフ界に一時代を築いたアーノルド・パーマー(米)もジャック・ニクラウス(米)もすでに大会から身を引いている。さらに、用具の進化で年々コースセッティングが厳しくなり、若い頃から体を鍛えていたプレーヤーも限界を感じ、決断を下したようだ。
若手と大ベテランが交じる中で、踏ん張っているかつての名手達もいる。92年王者のフレッド・カプルス(米)は、大会直前のシェル・ヒューストン・オープン3位タイと好調。「一番好きな大会」というマスターズで49歳が優勝を狙う。
また、08年全英オープンの結果を受けて、実力で出場権を手にしたグレッグ・ノーマン(豪)にも注目だ。かつて2位(タイを含む)3回という成績を残し、あと一歩のところで勝利を逃した因縁の大会。54歳の今、どれだけのプレーができるのか。ファン以上に、本人も楽しみにしているに違いない。
様々な世代が入り乱れて戦うマスターズの舞台は、球聖ボビー・ジョーンズ(米)が後世に残した大きな大きなプレゼント。出場する者たちの1打1打が、今年も歴史を刻む。








