マスターズ前哨戦が思わぬトラブルに見舞われた。

　メジャー初戦、マスターズを1週間後に控えた現地時間2日、テキサス州ハンブルのレッドストーンGCトーナメントCで行われた米ツアー、シェル・ヒューストン・オープン第1ラウンドは、雷雨のため2時間30分スタートが遅延。やっとスタートした後も強風が吹き荒れ、グリーン上でボールが動いてしまい、マークもできない状態となったため、全参加選手の半分の72人がスタートしたところでサスペンデッドが決まった。

　トップスタートの組でも12番までしかプレーできずに、ホールアウトした選手はゼロ。4アンダーで9ホールを終えたリー・ウェストウッド（英）が暫定首位に立ち、2打差でジャスティン・レナード（米／8ホール終了）ら8人が追っている。

　また、久々のマスターズ出場を楽しみにしているグレッグ・ノーマン（豪／8ホール終了）、メジャー2連勝中のパドレイ・ハリントン（アイルランド／7ホール終了）がイーブンパー暫定17位タイ。今大会で勝たないとオーガスタ行きの切符を逃すデービス・ラブIII（米／7ホール終了）は、2オーバー暫定51位タイ。世界ランクNo.2のフィル・ミケルソン（米／8ホール終了）は3オーバー暫定63位タイと出遅れ気味だ。

　セルヒオ・ガルシア（スペイン）、ビジェイ・シン（フィジー）、アーニー・エルス（南ア）らはスタートしておらず、日本人選手は出場していない。