日本勢で唯一今大会に出場している丸山茂樹が米ツアー4勝目に向け好発進を切った。

　WGCの今季初戦、アクセンチュア・マッチプレー選手権と同週開催の同ツアー、マヤコバ・ゴルフ・クラシック at リビエラ・マヤ-カンクンは現地時間26日、メキシコのエル・カマレオンGCを舞台に第1ラウンドの競技を行った。今季好調の丸山は、5バーディ、2ボギーの3アンダー67でプレー。首位に立ったボ・バン・ペルト（米）に4打差の10位タイの好位置を確保し、03年クライスラー・クラシック以来およそ6年ぶりの白星に向け、順調なスタートとなった。

　この日10番から出た丸山は、前半を2バーディ、1ボギーで折り返すと、後半も安定したプレーでスコアを伸ばし、3アンダー67をマークした。前週のノーザン・トラスト・オープンでは予選落ちに終わったが、フルフィールド初戦のソニー・オープン・イン・ハワイで12位タイ、AT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマでは10位タイと着実な結果を残しており、優勝まであと一歩に迫っている。今季は米ツアーの出場権がなく、推薦などで出場してチャンスをうかがっているだけに、シーズン序盤でどうしても勝ちたいところだ。

　上位は、トップと2打差でクリス・ライリー（米）とジャロッド・ライル（豪）が追い、丸山と同じ10位タイにベテランのコリー・ペイビン（米）がつけている。