鬼の居ぬ間に荒稼ぎを目論む面々がメキシコに集結した。

　WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権と同週開催の米ツアー、マヤコバ・ゴルフ・クラシック at リビエラ・マヤ-カンクンは現地時間26日、メキシコのエル・カマレオンGCで開幕。16日発表までの世界ランクトップ64がマッチプレー選手権に出場しているため、残された選手達は絶好のチャンスを生かそうと、目の色を変えている。その筆頭が丸山茂樹だ。

　昨季が不調で、今季のシード権獲得に失敗。同ツアーを一時撤退して国内戦に“出稼ぎ”を決意した。だが、推薦などで出場権を得た同ツアーの大会で好調なプレーを見せている。ソニー・オープン・イン・ハワイで12位タイ、54ホールの競技に短縮されたAT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマでは10位タイと優勝まであと一歩と迫った。今大会で勝って出場権を取り戻そうと目論んでいる。

　しかし、全米プロ王者のデビッド・トムズ（米）、今季好調のケビン・ナ（米）、クリス・ディマルコ（米）ら底力を持つプレーヤーたちも同様の野望を持っており、油断は禁物だ。