B.ワトソン2年ぶりVに涙! 松山23位タイで終戦
2014年2月17日(月)午前10:51
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ブッバ・ワトソン(米)が2012年のマスターズ以来2年ぶりツアー通算5勝目を挙げた。
米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープンは現地時間16日、カリフォルニア州のリビエラCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日『64』をマークし6位タイに浮上したワトソンが、この日2日連続となる7アンダー64(両日共にノーボギー)を叩き出し、通算15アンダーで逆転優勝を飾った。
「グリーンが堅くタフなコンディション」と各選手が口を揃える中、長いパットを次々と決め、ピンチにはバンカーからチップインバーディを奪うなど、なることなすことすべてが自分の思い通りだったワトソン。1打リードで迎えた最終ホールも、7番アイアンで放ったセカンドショットがピン手前4メートル強をとらえ、2パットでも優勝の状況。そのパットを見事1パットを沈めてバーディで締めくくり、後続に2打差をつけ先頭でゴールを駆け抜けた。
「久し振りにウイナーズサークルに戻って来ることが出来て最高の気分だ」と喜びをあらわにしたワトソン。キャレブ君を養子に迎えてから初の勝利の喜びもひとしお。妻アンジーさんに抱えられた息子と3人で抱き合うと感極まり、ツアー屈指の飛ばし屋が涙をぬぐった。
マスターズに勝ってメジャーチャンピオンの仲間入りをしたはいいが、その後思うようなプレーが出来ず、勝てそうで勝てなかった日々の鬱憤を晴らしたワトソンは再び大きな自信を取り戻したようだ。
2打差の単独2位に入ったのはダスティン・ジョンソン(米)で通算13アンダー。3年前のマスターズチャンピオン、チャール・シュワーツェル(南ア)が通算11アンダー単独5位に入ったが、前日のトーナメントリーダーでツアー初優勝を狙ったウィリアム・マクガート(米)はスコアを2つ落として通算10アンダー6位タイに終わった。
石川遼が予選落ちする一方、孤軍奮闘の松山英樹は前半2バーディを奪ったが、後半3ボギー(1バーディ)を叩いてスコアを伸ばすことが出来ず(イーブンパー71)。通算5アンダーはケビン・スタドラー(米)、ビル・ハース(米)、ジム・フューリック(米)らと並び23位タイに終わっている。