久々に表舞台に登場したジム・フューリック（米）が快調なゴルフを披露した。

　タイガー・ウッズ（米）がホストを務める恒例のチャリティイベント、シェブロン・ワールド・チャレンジが世界のトッププロ16名を集めて現地時間18日、カリフォルニア州、シャーウッドCCで開幕。第1ラウンドは前日から降っている雨の影響でコンディションは今ひとつだったが、4アンダー68をマークしたフューリックが単独トップに立った。

　2打差の2位タイにアジアの星、崔京周（韓）とブー・ウィークリー（米）が続き、1アンダー71の4位タイにアンソニー・キム（米）、ビジェイ・シン（フィジー）、ハンター・マハン（米）ら。注目のカミロ・ビジェガス（コロンビア）は2オーバー74を叩き、12位タイと出遅れた。

「随分長いこと試合から遠ざかっているからどうなるかと思ったけれど、いいゴルフが出来て良かった」と言うのは単独トップに立ったフューリック。10月のPGAグランドスラム・オブ・ゴルフが終了してから約2か月、競技ゴルフとは無縁の生活を送ってきた。2週間ほど前から「ショートゲームを中心に練習を始めた」と言うが、そんなブランクは微塵も感じさせない好調なゴルフ。「でもパー5でバーディを奪えなかったところが、少し不満だね。明日からはパー5でバーディを狙えるゴルフがしたい」と首位発進にも気を緩めることはなかった。

　なお昨年の今大会で後続に7打差をつけ優勝を飾ったタイガーは、左ひざ手術後のリハビリ中のため欠場を余儀なくされている。