ツアー通算5勝のスコット・バープランク（米）が混戦を抜け出し、単独トップに浮上した。

　現地時間7日に行われた米男子ツアーのフォールシリーズ最終戦、チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・クラシックは、フロリダ州レイク・ブエナビスタのディズニーズ・マグノリアGC（以下MG）とディズニーズ・パームC（以下PG）を舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日、パームCをプレーしたバープランクが2日連続となる8アンダー64をマークし、通算16アンダーで前日の2位タイから単独首位に立った。

　3打差の2位タイに初日のトーナメントリーダー、トロイ・マッテソン（米／MG）とスティーブ・マリーノ（米／MG）が続き、通算12アンダー5位タイに今大会での優勝が、シード権獲得の条件となるロバート・ガメス（米／PG）、タグ・リディングス（米／MG）、ロバート・ギャリガス（米／MG）がつけている。

　また初日109位タイと出遅れていたベテランのボブ・ツエー（米／PG）が5連続を含む11バーディ（1ボギー）の猛攻で10アンダー62と爆発。通算9アンダーでリッチ・ビーム（米／PG）、デービス・ラブIII（米／MG）らと並び、19位タイに急浮上している。ディフェンディング・チャンピオンのスティーブン・エイメス（カナダ／PG）は通算8アンダー27位タイ。

　来季のシード権を獲得するためには、今大会終了時点で賞金ランク上位125位までに入らなければならず、下位の選手たちは必死の戦いを続けている。現在同ランク123位のマイケル・アレン（米／PG）が通算7アンダー40位タイで予選をクリア。同122位のニック・ワトニー（米／MG）は通算5アンダー60位タイとカットラインぎりぎりで決勝ラウンドにコマを進めたが、同124位のシェーン・ベルシュ（米／PG）は2打足りずに予選落ちを喫し、シード入りの可能性は風前の灯となった。

　また同じく通算3アンダーで予選突破ならなかった同ランク142位のイエスパー・パーネビック（スウェーデン／MG）はシード権を失うことが確定している。