海外男子
故郷での勝利に歓喜したK.ペリー
2008年9月23日(火)午後1:25
48歳のベテラン、ケニー・ペリー(米)が、欧米決戦ライダーカップで米国チームの一員として勝利を収め、バルハラGC(ケンタッキー州ルイビル)におよそ12年越しのリベンジを果たした。
ペリーにとって悔やんでも悔やみきれない事件が起きたのは、同じバルハラGCで行われた96年全米プロゴルフ選手権でのこと。ペリーは舞台が地元のケンタッキー州ということで気合十分で臨み、最終日に猛チャージを仕掛けて単独トップで早々にフィニッシュ。最終組のホールアウトまでにはかなりの時間があり、地元テレビ局はペリーをゲストとして放送ブースへ招いていた。
ところが、マーク・ブルックス(米)が粘りプレーオフの気配が漂うと、ペリーはあわてて練習場へ。最終18番でブルックスがバーディーを奪って、勝負はエクストラホールにもつれこんだ。
だが、灼熱の太陽の下でプレーした後、エアコンの効いた場所に長時間座っていたペリーの体はすっかり固まっており、プレーオフではティーショットをラフに入れてあっさりと敗戦。ブルックスにメジャー初優勝を献上し、地元のヒーローになるはずが、一転して悲劇の人となったのだった。
そんな経緯があるだけに、ペリーはバルハラGCでライダーカップ開催が決まった時から、これにすべてを注ぎこんだ。今季は「ライダーカップのメンバーになる」と宣言し続け、言葉どおりにツアー3勝。メジャーよりもメンバー入りを優先する姿勢には賛否両論あったが、自分の意志を貫いて米国チームの一員となった。
晴れの舞台では、2勝1敗1引き分け。特に最終日のシングルスマッチでは、欧州チームに傾きかけていた流れを引き戻す勝利を挙げチームに貢献。地元ファンの喝采を浴び、およそ12年越しのリベンジに成功した。
ペリーにとって悔やんでも悔やみきれない事件が起きたのは、同じバルハラGCで行われた96年全米プロゴルフ選手権でのこと。ペリーは舞台が地元のケンタッキー州ということで気合十分で臨み、最終日に猛チャージを仕掛けて単独トップで早々にフィニッシュ。最終組のホールアウトまでにはかなりの時間があり、地元テレビ局はペリーをゲストとして放送ブースへ招いていた。
ところが、マーク・ブルックス(米)が粘りプレーオフの気配が漂うと、ペリーはあわてて練習場へ。最終18番でブルックスがバーディーを奪って、勝負はエクストラホールにもつれこんだ。
だが、灼熱の太陽の下でプレーした後、エアコンの効いた場所に長時間座っていたペリーの体はすっかり固まっており、プレーオフではティーショットをラフに入れてあっさりと敗戦。ブルックスにメジャー初優勝を献上し、地元のヒーローになるはずが、一転して悲劇の人となったのだった。
そんな経緯があるだけに、ペリーはバルハラGCでライダーカップ開催が決まった時から、これにすべてを注ぎこんだ。今季は「ライダーカップのメンバーになる」と宣言し続け、言葉どおりにツアー3勝。メジャーよりもメンバー入りを優先する姿勢には賛否両論あったが、自分の意志を貫いて米国チームの一員となった。
晴れの舞台では、2勝1敗1引き分け。特に最終日のシングルスマッチでは、欧州チームに傾きかけていた流れを引き戻す勝利を挙げチームに貢献。地元ファンの喝采を浴び、およそ12年越しのリベンジに成功した。








