ルーキーの活躍が米国チームに勝利をもたらした。

　現地時間21日、第37回ライダーカップはケンタッキー州ルイビルのバルハラGCを舞台に最終日のシングルス12試合を行った。16.5ポイント対11.5ポイントで、地元の米国チームが4大会ぶりに欧州チームに勝利。今回の結果を分析すると、6人の大会ルーキー達が大活躍した。5試合すべてに出場し、負けなしのハンター・マハンが1人で3.5ポイントを稼いだのを筆頭に、ブー・ウィークリー、アンソニー・キムらがチームに大きく貢献した。

　米国チームは過去13年間で99年大会に1度勝っただけ。最近3大会は連敗している上に、今年はエースのタイガー・ウッズが不在のため、圧倒的不利という前評判だったが、見事にひっくり返して、圧勝で大会を終えた。

　今大会でも初日のリードを2日目に詰められ、大逆転された95年大会の悪夢が頭を過ぎったが、「あれを知っている人がチームにはいなかったからね。僕はいたけれど、テレビ解説をしていたし」と、ポール・エイジンガー主将が笑う若いチームが、勝利を手繰り寄せたと言えそうだ。

　もちろん、経験の足りないルーキー達と、ケニー・ペリー、ジム・フューリックらベテランをうまく融合させたエイジンガー主将の手腕も称賛されており、早くも2年後に期待が集まっている。