フィジーの怪人が完全復活を果たした。

　米男子ツアーのフェデックスカップ・プレーオフシリーズで2週連続優勝を果たしたビジェイ・シン（フィジー）が、米国時間2日発表の最新世界ランキングで前週の5位から3位へランクアップ。1位タイガー・ウッズ（米）、2位フィル・ミケルソン（米）を脅かす勢いを見せている。このあおりを受けて、パドレイ・ハリントン（アイルランド）とセルヒオ・ガルシア（スペイン）が、いずれも1ランクずつランクダウンして4位、5位となったが、ドイツ銀行選手権で3位タイに食い込んだアーニー・エルス（南ア）は、8位から7位に順位を上げている。

　一方、欧州ツアーのジョニー・ウォーカー選手権を制したグレゴリー・ハブレット（仏）は、144位から85位にジャンプアップ。ライダーカップのメンバー決定直前とあって、多くの実力者が出場している試合で優勝した効果を見せ付けた。

　また、日本勢はドイツ銀行選手権で13位タイに入った今田竜二が、64位から59位にランクアップ。国内ツアーのバナH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントで初優勝した甲斐慎太郎は、242位から153位に躍進をとげている。