今季すでに2勝を挙げ、フェデックスカップポイントランク3位につけるベテランのケニー・ペリー（米）が相変わらず好調なゴルフを続けている。

　米男子ツアーのジョン・ディア・クラシック（イリノイ州シルビス、TPCディアラン）が現地時間の10日開幕。雨で中断を挟み進行が遅れる中、7アンダー64をマークしたチャーリー・ウィー（韓）とケン・デューク（米）の伏兵2人が首位を分け合い、1打差の3位タイにペリーの他、エリック・アックスレイ（米）、ギャレット・ウィリス（米）、ウィル・マッケンジー（米）が続いた。

　今季メモリアル・トーナメントでの優勝に続いて、前々週のビュイック・オープンでも逆転Vを飾っているペリーは「出だしの3ホールで連続バーディが来て波に乗れた」と7バーディ、1ボギーのラウンドを振り返った。

　前週は1週間休みをとり、大学生の子供たちと一緒に独立記念日の休暇を満喫したと言うペリー。「クラブをあまり握っていなかったから、今日はどうなるかと少し心配したけれど、いいスタートが切れて良かった。自分は調子が良いときは、何試合も連続して好調が続く傾向にある。とはいっても、今回の好調は2か月も前から始まっているから、さすがに長過ぎる。自分でも驚いているよ」と笑うベテラン。恐い存在を初日から調子に乗せてしまったようだ。

　日本勢は丸山茂樹のみが出場。前週は第1ラウンドで親指を痛めて棄権してしまったが、この日は5つバーディを奪い（1ダブルボギー）、3アンダー68で回り29位タイとまずまずの滑り出し。12番パー3でのダブルボギーは痛かったが、最終18番で残り165ヤードをピンに絡めてバーディ。気分良く第1ラウンドを締めくくった。

　今季はここまで最高が25位タイと調子が上がっていないが、次週に全英オープンを控え、大物が出場してない今大会はフィールドが薄いだけにチャンスも大きい。第2ラウンド以降もこのままスコアを伸ばして行きたい。