クラブの特性を活かしてアプローチをしよう!〜JUN羽生のプレ男レッスン〜
2018年4月23日(月)午後2:09
各回、プレミアムな男(プレメン)が考えるメソッドを単に「教わる」だけではなく、プロが唱える上達へのプロセスを「共感」し、自らも「考え」・「発見」してもらうレッスン番組。
今回は片山晋呉らを輩出した水城高校ゴルフ部から名門日本大学ゴルフ部へのエリートコースを歩み、ハーフラウンドのベストスコア「29」という記録を持つJUN羽生氏が登場。アプローチに特化した100切りメソッドを紹介する。
基本はクラブの特性を活かした「ハンドファースト」と「ダウンブロー」
まずはアプローチの基本となるクラブですが、構えた時にシャフトが真っすぐになるのは間違い。少し斜めになった形になるようクラブが作られているので、倒して構えるのが一番大切なところになります。そして、全てのクラブにはフェイス部分に溝があります。なぜ溝があるのかを頭に入れておくことも大切。アプローチが苦手な方の多くは、ボールを弾いて飛ばそうと思われているのですが、正しくは「フェイス面でボールを滑らせる」。その時の滑り止めになる役割が溝にあるということを意識することが大事になってきます。
アプローチの基本として、クラブが倒れた状態で構える「ハンドファースト」といわれる手が前にある形で構え。それと、フェイスでボールを滑らせるために「ダウンブロー」といわれるクラブを上から下に叩きつける動き、この2つがとても重要になってきます。
クラブの特性を生かしたハンドファースト、ボールをフェイスで滑らせるダウンブローで打つことが大切となる。
次にアプローチの打ち方を説明します。まず構えですが、アプローチはボールを遠くに飛ばすスイングではないので、基本的に足を狭くした状態でスタンスをとります。足を広げて構えるとバランスが良すぎて逆に飛距離が出てしまうので、クラブ1、2本が入るくらいのスペースで構えましょう。
そして、手を目標方向に出して構えるハンドファーストにし、ボールの位置は弾道をあまり上げたくないので、真ん中よりも少し右にセットしておきます
さらにスイング時は、左足に体重が乗っていることがポイントになってきますので、左足に7割、右足に3割の体重配分が良いと思います。この時に右足重心で打ってしまう方がとても多いので、しっかり左足に体重を乗せてスイングをしていくことも重要になってきます。
アプローチではスタンスを狭くとり、ボールの位置は中心より少し右に置き、体重を左足に乗せて打つことを意識する。
サンドウェッジ、アプローチウェッジを使用してアプローチをしていると思いますが、フェイス面が開いていることによって、始めにボールが当たる位置がフェイス面のかなり下になるので、それを意識しすぎるあまり、ダフリやトップになってしまう傾向が見受けられます。なので、正しい感覚をつかむためにもロフト角が立っている7番アイアンのクラブを使い練習しましょう。
7番アイアンですと、インパクト時にかなり上の方でボールを捉えることが出来るので、アプローチの感覚がつかみやすいと思います。この時もクラブを少し短く持つ違いはありますが、やることは先ほどと同じで、足は狭く、左足に体重を乗せ、ハンドファーストで打っていきます。
ロフト角が無いのでかなり低い打球なりますが、クラブの真に当たりやすいので非常にアプローチのイメージがしやすいので是非この練習を試してみてください。