「軽い・柔らかい・短い」クラブを積極的に使ってレベルアップを図るメソッド〜室屋修一のプレ男レッスン〜
2018年1月23日(火)午後1:53
―各回、プレミアムな男(プレメン)が考えるメソッドを単に「教わる」だけではなく、プロが唱える上達へのプロセスを「共感」し、自らも「考え」・「発見」してもらうレッスン番組。 今回はアメリカのミニツアーへの参戦経験を持つ室屋修一氏が登場。女性・シニア向けと考えてしまいがちな「軽い・柔らかい・短い」クラブを積極的に使ってレベルアップを図る室屋氏のメソッドとは!?
室屋プロ ゴルフは楽しむはずのものなのに、楽しむはずの練習が厳しいものになってしまっている人がすごく多いんじゃないかと思っています。そこで今回は、もっと皆さんが楽な気持ちで臨めるようなメソッドを紹介したいと思います。題して「軽い・柔らかい・短いでもっと楽しくゴルフを上手くなろう」です。第1回目のテーマは「まだ振りづらいクラブでやってるの?」です。
―今回のゲストは40歳を過ぎてからゴルフを始めたという大西さん。自身のゴルフ上達記録を記したブログが人気のトップブロガーでもあります。
室屋プロ 大西さんはどういったクラブを使っていますか?
大西さん 最初は女性用で優しそうなクラブで始めたんですが、どんどんスペックアップして今に至ります。
室屋プロ 今回は、男性用としてはかなり短く、柔らかいクラブを準備しています。
―まず初めに、室屋コーチが用意したクラブと、普段のクラブを打ち比べてみます。
大西さん あ、やさしい。
室屋プロ 短くて柔らかいので、力まないで普段の感じでポーンと飛ばせると思います。
―続いて自分のクラブで打ってみます。
大西さん 長いです。だいぶ違いますね。
―打ち比べてみてのポイントは、クラブが短いことでボールの近くに立つことができ、安心感が得られること。軽いことで優しく振る意識が生まれ、さらに柔らかいことで力まないようになります。
大西さん 距離を抑えたい時に、普通の長さのクラブを短く持つことがありますけど、かえってその方がミート率が上がるという話を聞くことがありますけど、そういうことなんですか?
室屋プロ それに近いと思います。振っている時って飛ばないように構えているつもりでも、本当に飛ばないかなぁと力んで、かえって強く当ててしまう。そういう時はグリーンをオーバーしちゃうと言うこともあると思います。
―自分がより扱いやすいクラブを使えば、当てることへの意識が軽減され、体やクラブの動きにも意識を集中できます。
大西さん 普段長いクラブを使っていた人が短くて柔らかいクラブに変えることで、例えばヘッドが振り遅れたり、スイングが崩れたり、そういうことは無いですかね?
室屋プロ タイミングの違いは僕も実感していて、でも練習していくと自分で目一杯しならせなきゃというクラブよりはクラブの動きを感じられるので、スイングの矯正の意味もあったり、自己チェックにもなります。
大西さん 昔から「できるだけ重いクラブを使え」と教わったんですけど、その考えはなしですか?
室屋プロ なしですね。エンジョイすることを目的としてる方にとっては、わざわざ筋トレしたりだとか一杯練習しないと使いこなせないクラブよりは、「気楽に使ってもらった方が球飛ぶよ」というクラブの方がゴルフの楽しさをもっと知ってもらえると思うので、そのためにもこういうクラブがあると思います。 シャフトを作る技術も進化しているので、その恩恵を受けるには、こういうクラブでも十分なんだと考え方を変えるのも一つの策かなと思います。
―高いスペックのクラブを使いこなすのもゴルフの醍醐味ですが、もしそのクラブでスイングやスコアメイクに苦しんだら、もう少し簡単に扱えるクラブを使ってみるのも改善策の一つ。普段使っているクラブよりやさしいと感じるものを使えば、スムーズなスイングが出来るコツをつかんだり、スコアアップにもつながるはずです。
【関連】「まだ振りづらいクラブでやってるの? プレ男レッスン ~室屋修一メソッド~ “軽い・柔らかい・短い!”でもっと簡単にうまくなろう #1」はゴルフネットワークプラスで見逃し配信中