昨年プレーオフで敗れたものの2位に入った思い出の大会で、今田竜二がラウンド終盤に苦しんだ。

　現地時間15日に開幕した米男子ツアーのAT＆Tクラシック（ジョージア州TPCシュガーローフ）第1ラウンドは、悪天候のため日没サスペンデッドが決定。そんな中10番スタートの今田は、11番から3連続バーディで波に乗ると、その後も15番でバーディを獲り、前半を4バーディ、1ボギーの3アンダーで折り返す。後半になっても好調を維持し、2番と5番でバーディを奪い、一時5アンダーと上位グループ入りが期待された。ところが6番パー5でボギーを叩くと、続く7番パー4では痛恨のダブルボギー。最終9番もティーショットを左に引っかけパーセーブならず。上がり4ホールで4つスコアを落とし、結局1アンダー71の平凡なスコアで暫定40位タイからのスタートを余儀なくされた。

　今季の今田は序盤から好調で賞金ランク上位につけているが、ここのところ本来の実力を発揮出来ていない。再浮上のきっかけをつかむためにも、相性の良い今大会で何とか上位に食い込みたいところなのだが…。第2ラウンド以降の巻き返しに期待するしかなくなった。

　悪天候の中、暫定首位グループにはジョナサン・ケイ（米）、ジョナサン・バード（米）、ライアン・パーマー（米）、ケニー・ペリー（米）、パーカー・マクラクリン（米）の5人で、スコアは6アンダー66。1打差の暫定6位タイにチャールズ・ハウエルIII（米）、デビッド・トムズ（米）らが続き、4アンダー68の暫定10位タイにカミロ・ビジェガス（コロンビア）、スチュワート・シンク（米）他がつける展開。